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魔法少女リリカルウィッチーズvol.1

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シグナムが声をかけると、レヴァンティンはその意思を汲み取り鞭のようにしなる蛇腹状の剣へとその形態を変化させる。シグナムはその剣を振るい、団体で行動するネウロイ全てを一瞬にして切り裂いた。

「アイゼン!」
[シュワルベフリーゲン]
グラーフアイゼンの掛け声と共にヴィータは空中に鉄球を4つ出現させると、ハンマーフォルムでそれらをガジェット型ネウロイに向けて打ち出し、直撃させ破壊する。続けて近くに浮遊していたガジェットを発見すると接近する。ガジェット型ネウロイから光線が放たれるが、ヴィータはこれをプロテクションで防ぎ、尚も接近していきネウロイをハンマーで撲ることでこれを破壊した。

美緒は引き続きネウロイの本体を探す事に集中している。その死角を突いたネウロイが美緒へと接近していく。
「少佐!」
ペリーヌがそれにいち早く気付き、接近していたネウロイをブレン軽機関銃で撃墜する。
「助かったよ、ペリーヌ。お前は私の直衛に回ってくれ」
「少佐…はい、了解しました」
ネウロイの本体を探しながら美緒はペリーヌにそう指示する。ペリーヌはその指示を受けて即座に行動に移る。

「こりゃまた、けっこう出てきたなぁ」
「でも、負っけないよー!」
シャーロットとルッキーニはそれぞれの持つ機関銃をネウロイ達に向けて発砲していく。時折ネウロイから光線により反撃がくるも、シールドで防ぎながら子機のネウロイを破壊していく。

「この程度、物の数ではないな」
「サクッと倒して帰ろー」
言いながら501のエースであるバルクホルンとエーリカは機関銃を発砲してネウロイ達を次々と撃墜していく。さらにエーリカは固有魔法であるシュトゥルムを使用し、自身を中心とする強力な竜巻を起こして大量に固まっている周囲のネウロイ達を瞬時に破砕する。

「来たわね…。スバル、準備はいい?」
「バッチリだよ」
スバルとティアナは、前線メンバーがうち漏らしたネウロイを見据える。
「……GO!」
ティアナは合図をかけると同時、ツーハンドモードのクロスミラージュから魔力弾を放っていく。スバルは敵を牽制しながらウイングロードをマッハキャリバーで駆け回り、リボルバーナックルにカートリッジをロードしていく。
ティアナの魔力弾に誘導され、ネウロイ達は一ヶ所に集中していく。
「よし、狙い通り……スバル!」
「うん!」
その様子を見てティアナはスバルに呼び掛ける。するとスバルは一列に固まったネウロイの先頭へ向けて、
「ディバイィィィィィン……バスター!!」
右拳で魔力スフィアを叩き、魔力砲撃をネウロイ達へと放つ。ネウロイ達はこれをまともに受け、連鎖的に先頭から最後尾まで一撃で撃墜された。

「決まったね!」
「えぇ」
地上へと降りてきたスバルとティアナはハイタッチを交わす。
「でも、まだ気は抜けないわ」
二人は、次に襲い来るネウロイの迎撃に向かう。

『これだけ探していないだと…?……まさか…!?』
先程からずっとネウロイの本体を探し続けていた美緒はあることに気付き、魔眼で遠方を見据える。
「やはり、か…」
「どうかされたんですか?」
近くにいたなのはが美緒に声をかける。
「このネウロイの一団を操っている司令塔のようなネウロイがかなり遠方に出現している。イェーガー大尉に先行してもらうか…」
「どのくらいの距離ですか?」
なのはに問われ、美緒はネウロイとの距離を教える。
「それなら、私がやります」
距離を聞き、自身の砲撃可能範囲だと知ったなのははそのように美緒に告げる。
「可能なのか?この距離だぞ?」
「はい、問題ありません」
問い質してくる美緒に、なのはは自信を持って答える。そしてレイジングハートを前方へ向けて構えると、カートリッジを四発ロードしてチャージを開始する。
美緒はそれを見つつ、本体の動向を注視する。


やがて、魔力チャージが完了する。
「ディバイィィィィィン……バスタァー!!」
[ディバイン・バスター]
なのはが叫び、レイジングハートが唱えると、チャージされた魔力が一直線に遠方のネウロイへと向かって行く。その砲撃はネウロイに直撃すると、コアごと貫いて破壊した。

「ネウロイの撃墜を確認」
美緒が魔眼でコアを破壊したのを確認する。
と、残っていた子機のネウロイも粉々に砕けていった。


戦闘終了後、一同は旧・六課隊舎前に集まるよう指示されていた。
そこへ、はやてとミーナ、そして芳佳とリーネがやってくる。
「皆、ご苦労さんやったな」
はやてが一同に労いの言葉をかけ、本題に入る。
「それで皆に集まってもらった理由なんやけど…実はな、このメンバーで新しい部隊を結成することに決まったんよ」
「部隊名はセイバーズ。私達、統合戦闘航空団と元・機動六課の皆さんで構成される部隊です」
はやてとミーナが説明をしていく。
「詳しくは後日説明するとして、今日から皆にはここで生活してもらうことになります」
はやての言葉に、元・機動六課の面々は少なからずの反応をそれぞれ見せる。

「必要最低限の物資は既に運んでもらっています。他にそれぞれ必要なものがあれば、後ほど申請してください」
ミーナが説明を付け加え、この日は解散となり、管理局の隊員達はそれぞれ隊舎へと入っていく。

ウィッチーズも続こうとした所へ、ミーナが声をかける。
「皆、ちょっと待ってくれるかしら?先に格納庫の場所を教えておきたいから」
そう言ってミーナは皆を格納庫へと案内する。

格納庫は隊舎からそれほど離れてはおらず、滑走路も十分に確保されている位置にあった。
「ふむ。これなら十分な広さもあっていいな」
美緒はそう言いながらストライカーを専用の台に立てる。他の隊員もそれに続き、各々の台にストライカーを立て掛ける。

「以後、ここにストライカー及び私達の使用する武器を置いておくように通達がありました」
ミーナの言葉に隊員達はそれぞれ了解と返し、隊舎へと戻っていった。