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アズール湊
アズール湊
novelistID. 39418
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黒と白の狭間でみつけたもの (3)

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モンスターボールを差し出すと、ヨーテリーは自らボールの中に飛び込んだ。

振動はすぐにおさまった。

もう1匹の仲間の誕生だ。

「よろしくね!」

ボールの中のヨーテリーはコクンと大きく頷いた。

「これで2匹。勝負はトウコの勝ちか」

「いいなぁ、トウコ」

「ハーイ!ハイ!それでは、町の案内といこうかしらね!」

到着したカラクサタウン。

はりきっているアララギ博士のとぎれない説明を聞くこと30分。

ポケモンセンターの説明から、フレンドリィショップの説明まで……。

優しい博士は大好きだけど、カノコタウンを出て冒険を始めたはずなのに、なんだかまだカノコタウンにいるみたいだ。

「じゃあね、サンヨウシティに行ったら、発明家のマコモに会いなさい。私の古くからの友達よ。冒険の手助けをしてくれるはずだから」

そう言って、カノコタウンへ帰っていく博士を3人で見送った。

ポケモントレーナーとしての冒険は、これからやっと始めるようだ。