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　信じられないことに、Gウォールが雪片弐型によって貫かれた。
　「もらったぞ！　クリス！！」
　一夏の勢いが止まることなく、ビーム刃が既に目の前まで届いた。
　「しまった！」
　慌ててロシュセイバーで雪片弐型のビーム刃を捌こうとしたが、タイミングが一歩遅かったクリスは一夏の勢いに抗えず、その一撃を浴びてしまった。

　「試合終了！　勝者、織斑一夏くんです！」

　「……あれ？　俺、本当に勝った？」
　「……そうだよ、シス夏」
　「外人みたいだけど誰だよそれ！！」

　こうして、クラス代表決定戦は意外な結果と共に幕を降ろしたのだった。