IS バニシング・トルーパー リバース 003-004
「かーははははあ!! 道理で古傷が疼くと思ったわ! 何と言う好運、何と言う僥倖!!」
周囲の友軍機にかまわず、ムラタは狂ったかのように高笑しながら、操縦桿を一気に限界まで押し込んだ。
するとガーリオン・カスタム“無明”は全身のスラスターを吹かして最大推力を搾り出し、一直線に量産型ヒュッケバインMK-IIの部隊へ突進した。
間違いない。間違いようがない!!
あの女だ。あの女がいるぞ!!
血が滾る。血が滾ってきた!!
「さあ、今日こそ斬らせてもらうぞ!! 織斑千冬!!」
作品名:IS バニシング・トルーパー リバース 003-004 作家名:こもも