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魔法少女リリカルウィッチーズvol.3

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7th MISSION


撤退から3週間。
朝食を終えた一同は会議室に集められていた。
「今日、皆さんに集まってもらったのは他でもなく、ネウロイへの反攻作戦を説明するためです」
ミーナが言い、映像と共に作戦概要が説明される。
「まず今回の作戦の目的ですが…ここベルカ自治領と首都クラナガンの間にある都市、トリスタンを奪還することです」
「トリスタンは、今後作戦を進めるにあたって最重要になる拠点や。せやから、確実にネウロイから奪還せなアカンねん」
ミーナの説明にはやてが付け加える。
「八神二佐の言う通り、奪還後はここは最終決戦において補給にも重要な拠点になります。ただ、ここにはネウロイが多数常駐しているため激戦は免れません。くれぐれも注意してお互いカバーしあいながら戦うようにしてください」
「じゃあ、詳しい作戦を説明していくな。まず、セイバーズの航空部隊が先にトリスタンへ突入。敵の航空部隊を撃破して制空権を確保。次いでフォワード陣と武装局員が突入、陸戦型ネウロイを撃破しつつ街の中央を目指す。この時航空部隊は地上部隊のフォローを頼むで」
スクリーンの映像を切り替えつつ、はやてが説明していく。
「中央に辿り着いたら、このネウロイを航空部隊と共に撃破してください」
そう言ってミーナはスクリーンに表示されたネウロイを指す。
「でかいな…」
「まるで要塞だな」
シャーロットと美緒がそれを見て呟く。
「大丈夫かな…」
「皆で協力すれば勝てない相手じゃないよ」
不安げに言うキャロに芳佳が言う。
「宮藤の言う通りだ。いざとなれば任せておけ。ウィッチに不可能はない!」
美緒が力強く言う。
「作戦決行は明日1400。それまでに各自準備を整えておいてください」
ミーナが言い、解散となった。

ブリーフィング終了後、ミーナの執務室に美緒はやってきていた。
「美緒。あなた、次の作戦には…言わなくても出るのでしょうね」
「当然だ。宮藤達が前線で戦っているのに、戦闘隊長の私が戦わずして司令部にいるのは如何ともし難いだろう?」
「でも私は、あなたの体調を心配しているの。もう、魔法力もそれ程残っていないんでしょうし…」
「そんな事は自分が一番よく解っている。だが私はウィッチで、最後まで501のメンバーとして戦いたいんだ。魔法力の尽きる、その時まで」
「まったく、扶桑の魔女って…。その様子だと、最終決戦にも臨むつもりなんでしょう?」
「あぁ」
「なら、無理だけはしないで。危険だと思ったら皆に任せて後退も考えてね。あなたは一人じゃないんだから」
「一人じゃない、か。そうだな」

ハンガーにはシャーロット、ルッキーニらの姿があった。
「よーし、今日も絶好調だな、私のマーリンエンジンは。明日もこの調子で頼むぞ」
エンジンをふかしつつ、シャーロットは愛機に語りかける。ルッキーニはこれだけ音が出ているにも関わらず、ハンガーの鉄骨の上で眠っている。
「よく寝れるなー」
弾込め作業をしながら、鉄骨の上で眠るルッキーニを見上げて、エーリカが呟く。
「まったくだ。これだけの騒音の中で眠れるのはルッキーニくらいだろう。まぁ、眠れるうちに眠っておくのも大事なことだ」
同じく鉄骨の上で眠るルッキーニを見てバルクホルンが言う。
「ハルトマン、手が止まってるぞ」
バルクホルンに言われ、エーリカは弾込め作業を再開する。

芳佳とリーネは、食堂の一角を借りてお菓子を作っていた。
「よし、出来た!」
「ヨシカちゃん、これは何?」
「扶桑のお菓子で、おはぎっていうんだ。もち米をつぶ餡でくるんでるんだよ。リーネちゃんのは?」
「ブリタニアのお菓子でファッジっていうキャンディだよ」
「うーん…見た目は扶桑のキャラメルみたいだね。一つもらっていい?」
「うん、いいよ」
「いただきまーす。…あ、やっぱりキャラメルに近いよ。食感は扶桑のキャラメルよりしっとりしてる感じかな?でも、美味しいね」
「良かったぁ…。初めて作ったから、あんまり自信なかったの」
「それじゃ、皆の所に持っていこう」
「うん」
「何か、えぇ匂いがすると思って来てみたら…芳佳ちゃん達やったんか」
「あ…八神部隊長!お疲れさまです」
「お疲れさま。何作ってたん?」
「えっと私は、ファッジっていうキャンディを…」
「私は…」
「あっ、おはぎやんか。芳佳ちゃん、おはぎ知ってるん?」
「はい。扶桑の伝統的なお菓子です」
「うーん、そう聞くと扶桑て所と私らの住んでたとこって似てる気がするなぁ」
「そうなんですか?」
「せや。私らの住んでたとこは日本っていうんやけどな」
「日本…漢字で書くんですか?」
「そうやで。日の本と書いて日本や」
「名前の響きも似てるし、もしかしたら本当に同じような国なのかも知れないよ、ヨシカちゃん」
「だとしたら、凄いね!」
「さて、持ってくんやろ?せやったら私も手伝うで」
「あ、すみません。お願いします」
三人はお菓子を持ってラウンジへ移動する。

「ふっ!やっ!はぁっ!」
エリオは一人、自主トレをしていた。
「精が出るな、エリオ」
そこへシグナムがやってくる。
「シグナム副隊長、お疲れさまです」
「どうだ、一つ手合わせしてみないか?」
「え、良いんですか?」
「あぁ、最近見てやれていなかったしな」
「是非、お願いします!」
「では、行くぞ?」
シグナムはレヴァンティンを起動し、バリアジャケット姿となる。エリオもそれに倣う。
「よろしくお願いします!」
二人の振るう刃がぶつかり、火花が散った。

「……」
談話室にてキャロは一人、緊張した面持ちでいた。
「キャロ?」
「フェイトさん…」
「緊張してるの
キャロの隣まで来て、椅子に腰掛けつつフェイトは訊く。
「はい、少し…」
「あれだけ大きな敵だもんね。怖い?」
「そ、そんなことは…!」
「無理しなくて良いんだよ?誰だって、戦いになれば少なからず恐怖はするものだから」
「フェイトさんも、ですか?」
「うん。私だって、あんなに強いなのはだって、戦う以上は万が一があるかも知れないからね。怖いと思うのは当然のことだよ」
「誰でも怖いのは当たり前…なんですね」
「うん。だよね、ペリーヌさん?」
「え?」
見れば、談話室入り口からペリーヌが部屋に踏みいっていた。
「すみません。立ち聞きするつもりなどなかったのですが…」
「いいよ。それで、ペリーヌさんだって戦う時は怖いよね?」
「えぇ。青の一番などと呼ばれてはいますが、戦闘となれば多少なりと恐怖は感じますわ。それは自分に何かあるということだけでなく、仲間を失ってしまうかも知れないというのもありますの。でも、戦いとはそういうものです。だからこそ、守りたいもののために恐怖を抑えて戦うことが出来るんですのよ」
「ね、エースだってこうなんだから。それにキャロは一人じゃない。皆がいるんだから、協力しあって戦えば良いんだよ」
「協力しあって…。はい、頑張ります!」
「明日、頑張りましょう」
「はいっ!」

翌日、1350時。
セイバーズ航空部隊は出撃準備にかかっていた。
そして、1400時。
「全軍、前進!」
ミーナの号令で、一斉に進軍を開始した。