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魔法少女リリカルウィッチーズvol.3

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「うん」
こうしてティータイムは過ぎていった。

なのははベルカ自治領を訪れていた。
「えっと…」
ヴィヴィオがいる避難所まで来た彼女は辺りを見回す。
「あっ…ママー!」
と、駆けてくる少女の姿があった。
「ヴィヴィオ!」
駆けてきたヴィヴィオをなのはは抱き止める。
「ママ…」
「ヴィヴィオ、久し振りだね。いい子にしてた?」
「うん!ちゃんとコロナおばちゃんの言うこと聞いてたよ」
「そっか、偉いよ」
言いつつなのははヴィヴィオの頭を撫でてやる。
「高町さん!」
と、初老の婦人が建物から出てくる。
「エスメラルダさん、ヴィヴィオがお世話になってます」
「いいんだよ。私も孫が出来たみたいで嬉しいからねぇ」
ニコニコしながらコロナは言う。
「それと、すみません。私達が不甲斐ないばかりに首都が…」
「何言ってるんだい。高町さん達の活躍は私らの耳にもしっかり届いてる。あれは運が悪かっただけさね。だから、そんな顔しないで。ほら、ヴィヴィオちゃんも不安がってるよ」
「ママ、どこか痛いの?」
「ありがとうございます…!ううん、大丈夫だよ。ヴィヴィオも心配してくれてありがとうね」
コロナに礼を言うと、ヴィヴィオに目線を合わせてなのはは言う。
「今日はママお休みだから、二人でどこか行こっか?」
「うん、行く!」
「決まりだね」
こうしてなのはとヴィヴィオは親子水入らずのささやかな時間を楽しんだ。