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ベン・トー~if story~ vol.3

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俺は先輩を支えようと手を伸ばすが遅かった。二人して転んでしまう。
「いつつ…先輩、大丈夫ですか?」
「あ、ああ」
先輩の上からどこうとする。
モニュ。
ん?
モニュモニュ。
何か柔らかい。
モニュモニュモニュ。
「藤島…くすぐったいんだが」
俺が鷲掴んでいたのは先輩の胸だった。
「わ、わぁっ!すいません!」
先輩の上から飛び退く。尻餅をついた俺の一点を先輩は凝視していた。
そして一言。
「生理現象では仕方無いな」
そう言って若干頬を赤くして目を逸らした。先輩の視線の先を追うと…。


死にたい。死にたい。物凄く死にたい。先輩に見られてしまった。俺のムスコを。それも臨戦体勢だった。穴があったら入りたいとはまさにこの事だ。いや、性的な意味でなく。
「もうお婿に行けない…」
「心配するな。私がもらってやる」
「先輩、それはプロポーズですか?」
「他に貰い手がいなければ、という話だ。第一、プロポーズは男からするものでは無いのか?」
「それはそうですけど」
結局、二人で露天風呂に入った。
十分堪能した後、旅館へ戻って朝食を食べ、チェックアウトをして出発することにした。百合子さんには振り回されもしたけど、お世話になったのでちゃんとお礼を言っておいた。

その後、先輩と一緒に佐藤と白粉に買っていく土産を選んで帰宅の徒についた。
作品名:ベン・トー~if story~ vol.3 作家名:Dakuto