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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 最終章1

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-朝-

ミラーナイト「アレ?二人ともどうかしたのかい?」

ナイス「なんか目の下に隈が見えますよ…?」

ジャンボット「悪夢でも見たのか?」

ゼロ&グレンファイヤー「だいたいあってる……」

二人にとってはまさに悪夢のような光景から一夜明け、よく眠れた三人とは対照的に、全く眠れずに隈まで作った二人。当然あの夜見た地獄を三人はまだ知らない。

ピンポーン

そんな重苦しそうな空気だったが、急にインターホンが鳴った。

メビウス「皆さん!おはようございます!!」

ドアが開き、メビウスがスマイル満開で入ってきたが、今の二人にはものすごくウザく感じさせるものだった。

ゼロ「何だよ、こんな時に…」

メビウス「皆さん!いい夢見れましたか?!」

グレンファイヤー「この顔見て、そう思えるのかよ…?」

メビウス「?」

ゼロ&グレンファイヤー「(いつか殺してやる……!)」

密かに拳を握りしめる二人に、メビウスは見てはいなかった……



メビウス「これから朝ごはんを食べに行きます!」

廊下を歩く六人、ゼロとグレンファイヤーの足取りが妙に重い気がするが多分気のせいだろう。

メビウス「美味しい朝ごはんなので安心してください!!」

ゼロ&グレンファイヤー「はいはいわかったよ…」

ミラーナイト「(二人のイライラがピークに達している……!)」

ジャンボット「(本当に二人に何があったというんだ?)」

ナイス「(そっとしておこう……)」

機嫌がすこぶる悪い二人に、残る三人は勇気が足りないのかそっとしておくしか出来ない。こうして、再び地獄の朝が始まる………………はずだった。

ドカーン!!!

全員「!?」

突如として爆発音が聞こえたかと思うと、直後の振動でよろける全員。

ジャンボット「何事だ!?」

グレンファイヤー「ってーな、何なんだよ?」

ゼロ「新手の仕掛けか?」

何かのトラップだろう、五人はそう思っていた。しかし、何か様子がおかしい。メビウスがあちこちから出てきた他の隊員たちと何やら右往左往している。しばらくしてメビウスが五人のもとへ駆け寄ってきた、そして開口一番に

メビウス「大変です!侵略者の円盤群が襲来しました!!」

五人「な、何だってー!?」