緋弾とニートと愚昧な武偵
そして........その建物の持ち主である少年ヤクザの組長の前で一人の武偵(おとこ)として決死であることを頼み込む.........藤島鳴海の姿があった。
「お願いします.........メオを探し出すのを..........手伝ってください」
ほぼ土下座同然で、頭を地面につけ懇願している姿を 依然変わらぬ風貌で見下ろす状態にある、平坂組の若き組長、雛村壮一郎はこう言い放った。
「お前には、借りがあるが.........俺が面倒見れるのは身内とそのダチまでだ、分かったら帰れ」
その場でそのことを聞いたとたん、崩れ落ちるように藤島は眠ってしまった。
作品名:緋弾とニートと愚昧な武偵 作家名:札守