バイオの世界で武器商人に
「お前らには種を植えた。そこの娘以外に用はないのだがね。娘を返すときに少し交渉をして、お布施でもしてもらおう。そして、お前が帰ったときには・・・想像しただけでも笑が止まらない。」
顔に手を当てて笑うサドラー。
しばらくして、笑いが収まったらしく
「そうだった。君たちに植えた種は特別でね、卵が孵化したら私の思い通りに動くようになる・・・。どうだ?この革新的布教は」
レオンが口を開いた。
「まるでエイリアンの侵略・・・」
ガタン
入り口の扉が勢いよく開いた。
ボウガンを持っているガナードが現れる。
俺はダッシュで逃げるなんて無理なので、閃光手榴弾を投げた。
閃光が放たれ、サドラーを含む敵が怯んだ。
その隙に窓ガラスを破って部屋から脱出した。
「痛った~い」
とアシュリー
犬も足を怪我してしまったようだ。包帯を巻いてやる。
ん、応急処置セットくらいもってるからな?
「レオン、サム、これからどうなるの!?」
「大丈夫だ、絶対に助かる。」
とレオン
「そろそろ出るぞ。長居はしてられん。」
と俺。閃光手榴弾を投げたとはいえ、先ほどのボウガン隊が狙ってこないとも限らない。ここでは安全圏はないのだからな。俺とレオンの初コンタクトのときがそうだ。
レオンとアシュリーが合流したことだし、
そろそろ別行動とろうか・・・
「ハニガン、目標の救出に成功した。」
「おめでとうレオン。急いでヘリを向かわせるわ」
「場所は?」
「村からは裏道があってそこからもこの村を抜けられる。そこに配置したわ」
「分かった。すぐ行く」
今、レオンと俺(犬)はアシュリーの奪還に成功した。
このまま篭城戦となるわけだが、ここで俺はレオンとまた別行動を取ることにした。
理由は
アシュリーというキャラが登場
篭城戦ではルイスがいるから大丈夫
犬がいる(篭城戦では邪魔)
こんなものだろうか。
いつかは別行動を取らなきゃいけないと思っていたんだ。
まあ、村長戦のときは手伝わせてもらうぜ。
そんなわけで、交渉
「なあ、レオン」
「何だ?」
レオンがチラリとこちらを見る。
「そろそろ別行動といきたいんだが。」
「は?」
今度は体全体をこちらに向けてきた。
「待ってくれないか。サムがいればとても心強いんだ。」
「うんうん、僕もレオン君がいないと寂しいよ」
レオンは少し苛立った。
「サム!仲良くなったばっかじゃないの!」
アシュリーによる攻撃。すごく可愛いが、ダメなものはダメだ。
「・・・悪い」
アシュリーとレオンは俯いた。
「大丈夫だ、また会うさ。俺が死ぬわけないだろ?!」
ワン!
そうだ!と言うように犬が吠える。
よく分かる犬だ。もしかして英語分かるんじゃないのか?
「そう・・・、ヘリにはちゃんと乗ってよ!」
アシュリー、ヘリは悲しいことに撃墜されるんだ。
俺はアシュリーがリアルで見れただけでいいんだ。
「ああ。じゃあな、また会おうぜ。「ワン!」」
かくして、俺とレオンは別れたのだった。
レオン、死ぬなよ。
戸の鍵を開けて外に出る。村人が沢山いる。
しかし、近くにある荷車を俺が押したので、多くの村人が下敷きになる。
2,3体残った村人はたしか、寄生虫が出やすいんだな。
犬が村人にタックルした。
村人は仰向けになり、犬はすぐに離脱した。
「よし、いいぞヘル」
殺すと寄生虫が出てきてしまうので、スルーして教会前を後にした。
そのまま梯子を降りて、地下道をダッシュ。
レオン君に追いつかれたら締まらないからね。
途中、武器商人と会った。
「いい武器があるんだ」
「俺だってあるんだ」
って言ってスルーした。
地下道を通るとき、誰が掘ったんだろ~とか思っていたのは言うまでもない。
俺はこれからどうしようか。
夜だから動きにくいんだよな。先に村長の家に行ってるか。
sideレオン
サムが行ってしまった。
奴は何故かこれから起きることを知っていたりして、とても頼りになる奴・・・でもなかったが、近くにいて欲しい存在だった。
「アシュリー、怖かったか」
「うん!何でもっと早く来なかったの!」
聞かなきゃよかった。
とりあえず来た道を戻るんだが、途中であった武器商人が睨んできた。
何でだろう
とりあえず商人に話しかけて装備を調える。
今回はハンドガンとショットガンを改造した。
梯子を上って村に戻る。
ハニガンの行っていた場所はこのエリアを抜けなければいけないらしいからしょうがないな。
「アシュリー、気をつけてくれ。ここは村人が多い」
「分かったわ」
アシュリーの表情が引き締まった。
「ヘアイィーーーース(女ーーー)」
「ペアリアアアア(男女ー)」
「ヌアラレッヘ(2人まとめて舐める!)」
「はは、うるせえな(笑)」
レオンはショットガンを取り出した。
近づいてくる村人達にヘッドショットを決める。
ぶしゃあ
1体から寄生虫が出た。
「レオン、何アレ~」
アシュリーは手を顔に当てて見ないようにしている。
そのうちに寄生虫ごとショットガンで吹き飛ばす。
「行くぞ、アシュリー」
アシュリーは黙ってついてきた。
出口に差し掛かるころなんだが、後ろからわらわらと村人が。
ハンドガンでトラバサミトラップを解除する。
アシュリーを扉に密着させ、村人から遠ざける。
「レオン!がんばって!」
何をそんなにはしゃいでいるんだ・・・。
ライフルを取り出して手前の村人の頭を吹き飛ばす。
ふう、もう近いな。
ライフルをしまってショットガンを取り出した。
弾薬が少なくなってきたな・・・。
2発撃ったところでショットガンをしまってハンドガンを取り出す。
村人が怯んでいる隙に闇雲に撃つ。
全ての村人が地面に倒れたとき(まだ死んでいない)、弾薬節約のためにそのエリアから逃げた。
扉を閉めて、扉を開けた目の前にトラバサミを3つ配置した。
これで村人バリケードが出来ると思う。低い壁だが。
農場に着いた。
昼間は村人は1人もいなかったが、今、この農場にはアシュリーでも分かるであろう確かな殺意が感じられた。奥から村人が出てきた。
・・・閃光手榴弾を使うか。
ピカ
村人が一斉に怯んだ。
さて、梯子と・・・
梯子攻略はとても有名です。
これを使いこなせればどんなに多くの敵にも勝てますw
作品名:バイオの世界で武器商人に 作家名:グレートゴンザレス