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Fate/Zero ~MAKAISENKI~

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―――いや、バーサーカーは本来しゃべらないものだろう…
皆が一様にそう思った。
一人を除いて…

「がははははは!!狂戦士として召喚されてなお、理性を失わないとは!感服したぞ、バーサーカー!」

ライダーだ。
この男は、バーサーカーがしゃべった所で気にも留めないらしい。




「生前はさぞかし名のある英雄だったのであろう?どうだ、一つその名を教えてはくれんか?それほどの英霊となれば、是非ともその名を知りたいのだ」

この男は先程、同じ様な事を問うて、宝具の雨に晒されそうになった割には全く懲りていないらしい。
―――どうせ、さっきと同じ結果になる。
セイバーとランサーそしてウェイバーはそう思った。
ウェイバーなど全てを諦めたかのように目にうっすら涙を浮かべている。

「我が名は暗黒騎士"虚(ウツロ)"鷹上(おうがみ)シンギだ」

だが、それは裏切られた。
いともたやすく真名を晒したことに驚愕を禁じえない。
だが、それも当然といえる。
シンギは元々異世界から召喚されたサーヴァントだ。
この世界に魔戒騎士が居ない以上、真名を晒した所で何かが分かるわけでもないのだ。
故にシンギにとって真名など重要なものではない。
自分を知りえる事ができない以上、自分が不利になることは無いのだから。

「ぬぅ、すまんのぉ、余はおぬしの名前を聞いたことが無い」

「気にするな俺はこの世界では無名の存在だ。知り得ぬのも無理は無い。所で…」

シンギが構えた。
それに対しサーヴァント達も臨戦態勢をとる。

「次は誰が俺の相手をするんだ?」

混戦は未だ終わりを見せない。

―――――――――――――――――――――
ついにその姿を見せた闇の戦士
その恐るべき能力に剣と槍は苦戦を強いられる
さぁ、シンギ魔戒騎士の力を見せ付けてやれ!
次回「死闘」
ぶつかり合うのは騎士と騎士!

作品名:Fate/Zero ~MAKAISENKI~ 作家名:魔戒