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かもかの鴨
かもかの鴨
novelistID. 36664
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~NOVELIZE 78th~

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−時空管理局地上本部・食堂−


なのは「なるほど…「興味はあるけど、争いはしたくない」か…」


美月「なのはさんは…その…私と同じ様な体験をしたんですよね?具体的にはどんな体験をしたんですか?」


なのは「うん…私が初めて魔法に触れたのは9歳の時。ある探し物を探す手伝いをしてて、ある女の子と出会ったんだ…」


何となく、なのはさんの目が悲しさに染まった…気がした。


なのは「その子は色々な事情で私と敵対してたんだけど、その子の瞳を見て思ったの。「本当は優しい子なんだ」「ちゃんと向き合って話がしたい」って」


美月「…」


なのは「その過程で時空管理局の存在を知ってね。始めは民間協力者だったんだけど、最終的に10歳の時に入局したんだ」


美月「でも、どうして入局したんですか?」


紅茶(やと思う。色はそっくり)を一口飲むと、なのはさんは続けた。


なのは「美月ちゃんにはピンと来ないかも知れないけど、次元犯罪には次元世界一個を楽々壊してしまうようなものがあるの」


なのはさんの言う通り、いきなり「次元世界が壊れる」と言われてもピンと来ない。


なのは「それを防げるのは時空管理局だけ。「次元犯罪で誰かが悲しむ姿を見たくない」っていうのが一番の理由かな…」


私の中で考え方が少し変わった気がした。


美月(時空管理局は軍隊やない…あくまでも警察なんや。警察が犯罪を止める為に戦うことはやむを得ない事なんかもしれへん…)


なのは「美月ちゃん?」


下を向いて黙ってしまった私を心配したのか、なのはさんが声をかけてくれた。


美月「あの…何となく踏ん切りかついた気がします」


なのは「にゃはは、私のお話が役に立てたみたいで嬉しいよ。…って、いっけなーい。この後仕事があるから、そろそろ行かなくちゃいけないんだ。ゴメンね」


美月「あ、どうもありがとうございました」


なのはさんは「どういたしまして。じゃ、またねー」と言って大急ぎで食堂を出て行った。


作品名:~NOVELIZE 78th~ 作家名:かもかの鴨