夜恋病棟・END
~エピローグ~
フランシスは力を貰ったのは別の意図があった。
それを知ってあえて力をくれた冥王ハーデスはきっと察していたのだろう。
悪魔の力で、自分諸ともアーサーも人間に。
アーサーの額に触れた手に力を込める。
アーサーの叫び声は、光に包まれた。
――――――
「耀さん、私の肉体は永遠の眠りにつきます。そして、魂は人間界で一生を過ごし、眠りに尽きます。貴方は、ついて来ますか?」
「…菊」
いきなりハーデスに呼ばれたかと思えばその誘い。
「勿論、あの二人も待っています。」
ベッドに寛いで此方に手を伸ばす彼の瞳は恐ろしい金色。
その金色に惹かれ、耀は菊の手をとったのだ。
その後四人がどうなったかは、また別の話。
(終)