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前の大戦において、虚無の魔法が戦局を左右したと言っても過言ではないが、虚無の担い手が誰であるのか、それがどういう人物であるのかは不明であった。しかし、戦後20年の今年。当事者たちは語りはじめた。虚無の担い手の少女、そしてその使い魔の少年。科学と魔法が入り乱れる戦争の裏で、一体何があったのか。大戦を振り返りながら彼らの痕跡を追う。