虚無と大戦
プロローグ
「あいつか? ああ・・・知ってる」
「話せば長い。そう、古い話だ」
「そうだな・・・・あいつは・・・・役割通り、主人を守り切ったよ。」
彼は、かつて、とある戦争のど真ん中でとある人物と共にあった
私が追う、「ある人物」をよく知る人物。
かつて、世界を巻き込んだ戦争があった
『極西戦争』
その中で戦い、歴史に何も残さず、表舞台から消えた一人の少年。
私は『彼』を追っている
そして、「彼」の言葉で
物語の幕は上がる
「あいつと会ったのは・・・そう、2年の4月・・・だったかな」