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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第51話

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  あわよくば市民を巻き添えにしかねない、ある意味での諸刃の剣的な技であった。幸いこのときに巻き込まれた市民は皆無であった。威力が凄まじい分、場所を選ぶ技だったようだ。




  一方、各方面の被災地点において、ヘルトルーパーの部隊が戦闘を繰り広げる。右腕の甲に装備されたレールガンの一斉射撃が街に飛び交う。その光景は戦争そのものだ。

    ディディディディディディディンッ!! ディディディディディディィイイッッ!!    

    ズギャガギャギャギャドォドォドォギャギャギャッッ!!!

  レールガンの弾丸が、高速で肉を破砕してC‐02の群れを駆逐していく。ある部隊は援護射撃をしながら、アーマーナイフを使ってC‐03と交戦する機体を援護する。

    ディディディディディディディディディィィッッ!!   

    ズギャガドォドォドォドォッ!!!

  C‐03 「ボオオオオオオッ!!!」

    ギュウィィィン、フュフォオッ――!!

    ザガドォオオオオオッッ!!!

  またあるポイントの部隊では、各機が散開して個々にD‐24を駆逐する。

    ディディディディディディッ!! ディディディディディディィィィッッ!!!

    ドォドォドォドォドォチュッガガッッ!!! ズドォドォドォオオオンッ!!!

  さらに別のポイント。戦闘を行っている部隊の隊長機のパイロットが次なる指示を出す。

  自衛隊パイロットA 「・・・・よしッ、このまま前進!!前方、約500メートル地点にされているD‐14の群れを駆逐する!!」

  自衛隊パイロット達 「了解っ!!」

  その部隊のヘルトルーパー達が進撃する向こうで、眼を光らせながらD‐14の群れが迫る。そちら側もヘルトルーパー達を認識していたようで、各個体が一斉にジャンプして飛び掛る。

  D‐14群 「ギギギギギッッ!!!」

  自衛隊パイロットA 「撃ぇっっ!!!」

    ディディディディディディディギギギギギギギギィィィィッッ!!!

    ズギャギャギャギャギャギャガガガガガガドォドォバチュドォッ!!!

  斜め上上空に向かって一斉にレールガンを発射。迫るD‐14の身体がバラバラに粉砕していく。

  かろうじて死を掻い潜った1体が1機に目掛け、カマを振り下ろして降下する。それを隊長機のヘルトルーパーがジャンプしてアーマーナイフの一撃を加える。

    ギュウィイイイインッ・・・ズガアアアアアアンッッ!!!

  チームワークによる連携攻撃がヘルトルーパーの基本戦闘スタイルだ。この姿勢を崩さずに戦闘を行っていけば効率よく現状を駆け抜けることが理論上は可能だった。

  だが、一度効率が崩れると陣形は崩れてしまうのも否定できない事実だった。不意を突かれた1機がC‐03に叩き斬られ爆発する。

  C‐03 「ボオオオオオオオオオッッ!!!」

    ズギャダシャアアアアアアアアアンッッ!!! ボゴガアアアアアッッ!!!

  またある部隊の機体達がD‐14と交戦中に背後を取られ、後ろから機体の半身を切断される。下半身の切断面が爆発する。

  D‐14 「ギギギギギッ!!!」

    バギャスッッッ・・・・ヴァゴガアアアアアアンッッ!!!

  更にこれに応戦しようとする機体のコックピットの側面に別のD‐14の槍のようなカマが突き刺さった。爆発するボディー。

    ズギャドォオオオオオオオオッッ・・・ヴァギャゴォウウウウウウンッッ!!!

  別のポイントでは、側面から飛び掛ったC‐02がヘルトルーパーの1機の上半身に覆うように噛み付く。ボディーがきしみ、C‐02の頭部を吹き飛ばしながら爆発した。

    ガブシャアアアアアアッッ・・・!!!

    ギギギギギ・・・メキャッ、バキョカッ・・・・ガギャズンッ、ヴァドォガアアアアア!!!

  このような戦闘の光景が東京都西半分及び埼玉の南部で展開されていた。戦況は五分と五分。人とハカイジュウ災害が真っ向からぶつかった結果だ。

  だが、この事態はここだけではなかった。各惑星で地球と同じくデストリアンの災害が巻き起こっていた。何かを起爆としたかのように。

  この事態が宇宙警察機構本部にも寄せられる。太陽系から遥か離れた惑星群の星に位置している。

  ここを基軸として様々な宇宙戦士たちを派遣して、宇宙の犯罪種族達から各惑星の警備に当たっているのだ。管轄監視室では各惑星の被害状況と任務状況が表示されていた。

  宇宙警察官A 「惑星イダルスにおいてデストリアン災害が発生!!現在着手しているダグオンチームからの報告です!!」

  宇宙警察官B 「イカリルランサ第6惑星においても同様の被害が・・・!!!こちらではガーディオンとウルトラレイカーが戦闘中!!」

  宇宙警察官C 「惑星ガレンタにおいて異星人種のテロが発生っ!!デストリアンを用いていたとの報告がっ!!!マックスチームとバロンチームからの報告ですっ!!」

  冴島に似た雰囲気を出す、ブレイヴ星人の宇宙警視総監が碇ゲンドウのような姿勢で座りながら報告を聞いていた。

  宇宙警視総監 「むぅ・・・・先ほどの時間をもって各惑星でのデストリアン被害が広がった・・・・それにテロだと?!これはいったい・・・??!」  

  そのとき、惑星回線に異電波が流れ込む。それを報告するブレイヴ星人の宇宙警察官。

  宇宙警察官D 「な?!!たった今、異電波が介入!!映像出します!!」

  管轄監視室に映し出された映像。醜悪なマイナスエネルギー生命体と思われる姿が映し出されていた。

  ??? 『クククク・・・宇宙警察共よ・・・よく聞け!!!私の名は宇宙皇帝・ドライアスッ!!!各惑星の支配権は私が握るっっ!!!まずはその拠点確保の為、地球への進行を開始する!!!』

  宇宙警視総監 「なっ・・・・・ドライアスだとっ??!」

  宇宙皇帝・ドライアス。各惑星でハカイジュウ災害が巻き起こる中、いよいよデストリアンの裏に潜んでいた黒幕が動き出そうとしていた。


  つづく