新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第51話
C‐02 「ミシャシャシャアアアアッッ!!!」
ぐわっと口を開けて側面から別のC‐02が迫る。グレンラガンはかわすことなく、グレンスラッシャーの刃を思いっきりぶつける。
グレンラガン 『でりゃあああああああっっ!!!』
ズドォザガシャアアアアアアアアッッ!!!
真っ二つに頭部を叩き斬るとその場をジャンプし、上空からの斬撃を見舞う。
グレンラガン 『どぉうおりゃああああああっっ!!!』
ヒュゴオオオオオッッ・・・・・・ズドォガギャアアアアアアッッ!!!
力強く敵を斬り砕く。姿勢を起こし、次なる相手にジャンプキックを喰らわす。コックピット内での聡の動きがこれら全ての戦闘で繰り出されていた。
聡 「っっしゃああああああああっっ!!!」
ドォズガギャアアアアアアアアッッ!!!
蹴りの勢いでC‐02を踏みつけてスライドするグレンラガン。その固体を踏み台にしてもう1体にジャンプキックを喰らわす。
グォドォダアンッ・・・・・ズドォゴオオオオオオオッッ!!!
その蹴りで降り立った地点にはグレンラガンを囲むようにしてC‐02が群れを成す。当然のようにそれぞれの固体が一斉に大口を開けてグレンラガンに襲い掛かる。誰がどう見ても大ダメージコースだった。
だが、この攻撃フォーメーションを逆手に取り、気合の叫び声を上げながら聡とグレンラガンは懇親の力で一気に薙ぎ払う。
グレンラガン&聡 『うおおおおおおおおおおおおおっっ!!!』
グンッ・・・・・ヒュズドォドォドォザザザザガギャアアアアアアアアッッ!!!
C‐02の斬り飛ばされた肉が周囲に飛び散った。まさにその圧倒ぶりは修羅さながらだった。それでも次から次へと攻撃を掛けてくるC‐02群。内1体がついにグレンラガンの腕に噛み付いた。
C‐02 「ミシャアアアアアアアッッ!!!」
ガブシャアアアアッッ!!!
グレンラガン 『ぐッ・・・?!!』
聡 「がああああああああ?!!」
グレンラガンのダメージが聡にもトレースする。若干中学生の少年には思い痛み。だが、ラガンとの夏休みの荒行を乗り切った聡は、歯を食いしばり、腕を振りかぶった。そして遠心力を付加させてC‐02の群れにその固体を投げ飛ばす。
聡 「ぎぎぎぎっ・・う・・・うらあああああああああああっっ!!!」
ググググゥゥゥッッ・・・・・ブゴワアアアアアアアッッ!! ドォゴガアアアアアア!!!
そしてそのぶち中てた群れに、グレンラガンは一旦、グレンスラッシャーをサングラスモードに戻して突撃を試みる。
グレンラガン 『聡っ!!そろそろ俺達の虎の子を発動させるぞっっ!!!』
聡 「・・・・へへへへっ!!そうこなくっちゃな!!はああああああっっ!!!」
グレンラガン&聡 『スーパーモード、ドリライズッッ!!!』
右腕をかざし、手首がグレンドリルへと変形。そして身体の至る箇所から中小のドリルが飛び出した。
これぞグレンラガンの真骨頂。右手首のドリルが高速で回りだす。
ギュイイイイイイッッ!!!
グレンラガン 『いくぞっっ!!!ドリルトラストオオオオオオッッ!!!』
ドォオオオオオオオオンッッ・・・!!!
波動のような力をブースター代わりにして、その場から加速するグレンラガン。貫くグレンドリルがC‐02の群れを一直線上に穿つ。爆煙が連なって巻き起こった。
ズギャギャギャギャドォドォドォドォズゥゥウウウッッ!!!
まさに真骨頂の力。技を繰り出しきって止まったグレンラガンは、グレンドリルを駆使して群れ成すC‐02を個々に駆逐しにかかった。聡の熱き気合を賭したグレンドリルがC‐02の頭部を破壊する。
聡 「うおおおおおおおおおおっっ!!!」
ギュイイイイイイッッ・・・・・ズギュルドォズズガアアアアッ!!!
その横からグレンラガンに噛み付くように襲い掛かるC‐02。グレンラガンはグレンドリルを口にぶちこんだ。
グレンラガン 『どぅおおおおおおりゃあああああ!!!』
ズギュルズドォゴオオオオオオオオオッッ!!!
怒涛の一撃がC‐02の頭部をえげつなく破壊した。そのまま別の個体に飛び掛り、殴るようにグレンドリルを殴りつける。
ダァガゴンッッ・・・・ギュルズドォガアアアアアアッッ!!!
アッパーで砕きながらC‐02を空中へと舞い上がらせる。
グレンラガン 『だあああああああっ!!!』
ズドォギュルルズガアアアアッ!!!
聡が歯を食いしばりながら連拳のようにグレンドリルを次々とC‐02にぶつけて殴りかかる。
聡 「おらおらおらおらおらああああああっっ!!!」
ギュズルドォドォドォ、ガギュルドォドォドォドォドォガガガガアアアッッ!!!
更に全身のドリルを駆使した体当たりで大ダメージを与える。
グレンラガン&聡 「どっせええええええいっっ!!!」
ギャズズズドォガアアアアアアアアッッ!!!
そしてズンと身構え、その場にグレンラガンは静止した。面前にはC‐02群がモシャモシャと口を動かしながら攻撃をかけようとしている。聡は瞳を閉じ、グレンラガンは口を食いしばり気合を入れ始める。
グレンラガン&聡 『はぁあああああっ・・・・!!!』
C‐02群 「ミシャシャアアアアアアアッッ!!!」
案の定、C‐02群は一斉に開口してグレンラガンに襲い掛かる。だが、その刹那。グレンドリルが輝きながら回転し始めた。同時に聡とグレンラガンが、かっと叫びながらグレンドリルを持ち上げた。
グレンラガン&聡 『はぁああああああああっっっ!!!』
そして輝くグレンドリルを渾身の力で地面に突き刺す。ギガ・ドリル・ブレイクの応用技が炸裂する瞬間だった。
グレンラガン&聡 『グレン・ガイアクラッシャアアアアアアアアアッッッ!!!』
ギュドォルガアアッッ、ズカギャドォドォドォズゴオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!
グレンドリルが突き刺さった位置から凄まじいエネルギー波が地表をすべるかのように地面を割って突き進む。そのエネルギー波は、瞬く間にC‐02群を吹き飛ばした。
ヴァギャラドォドォドォドォドォズズズズズガガガアゴォゴオオオオオオオオオッッ!!!
グレンドリルを突き刺したグレンラガンは爆炎が巻き上がる中、ゆっくりと立ち上がる。その姿は修羅の如しという言葉がまさに似合っていた。
グレンラガン 『ギガ・ドリルブレイクを応用した多数の敵を圧倒する必殺技だ・・・・これぞ夏の修行の成果だっ!!!そうだろ??!聡っ!!!』
聡 「へへへへっ!!!おうよ・・・・って、これ街破壊しちゃってるじゃねーか!!?」
グレンラガン 『元々破壊されていたから問題ないだろ??』
聡 「そういう問題じゃねー!!!」
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第51話 作家名:Kブレイヴ