いつもの日常
あれ?
というかアーサーさんはこの学園の生徒会長でしたっけ?
なんだか本当にこの学園のことはよく分かりませんね…
「アーサー?また元ヤン発動してるの?そんなんだからお兄さんみたいに女子にモテないんでしょ?」
「うっ…うるせぇ!別にお前には関係ないだろばかぁ!!」
アーサーさんとフランシスさんも相変わらずですね…
にしてもなんでアジア組の近くで最近よく見かけるんでしょう?
「ごめんねぇ…菊ちゃん。アーサーももう少し素直になればいいんだけどね。」
「いいえ、私は全然大丈夫ですよ。それにしても本当によく2人は見かけますね。」
「んー…そうだね。まぁ、あれだよ。腐れ縁って奴かな?菊ちゃんにもいるでしょそういう人。」
「そうですね。耀さんですけど。」
思わず顔が微笑んでしまう。
そんな話人とするのは初めてでした。
フランシスさんは何をしに来たのか知らないし。
アーサーさんもまだ香君と耀さんと言い争ってます…
「アーサーもう帰ろう。菊ちゃんだって…ほらそう言ってる。」
え?!
私ですか…!!
そんなこといきなりふられても…
「菊がっ?!」
「そうそう。菊ちゃんがそう言ってるの。」
だから言ってませんってば…
「そんなに言ってるなら帰ってやってもいい。勘違いすんなよ?!迷惑かけてるって思ったから帰ってやるんだからな!!」
「分かったから…もう帰ろうねー。…菊ちゃんなんか毎回ごめんねぇ…」