新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第55話
紅いビーム過流が、C−08を破砕させながらその直線上にいたC‐08の2体とC‐02、C‐03の群をも巻き添えにして破砕させた。
一方でバスターボンバーとフレアダイバーが並列するように進撃するC‐03とD‐26の群れに攻撃をぶつける。かっ飛んでいくバスターランチャーと唸るツインバスターシリンダーの砲口。
バスターボンバー 『おらぁあああああっっ!!!』
ディシュゴォオオオオォォォッ・・・・・・ヴィギュグゥガァアアアアアアアアアアッ!!!
D‐26の1体に直撃したバスターランチャーのエネルギー光弾がドーム状の爆炎を巻き起こして周囲の個体たちを吹き飛ばす。
フレアダイバー 『はぁあああああっっっ!!!』
ヴィドォドゥルルルルルルルゥゥゥゥッッッ、ディドォゴッ、ディドォゴォ、ディドォゴォオオオオオッッ!!!
ディドォドゥドゥドゥドドドギャギャッ、ゴヴァゴッ、ギャアゴオッ、ゴォドォズヴァ!!!
右腰のビームガトリング、左腰のビームナパームがC‐03群を破砕させていく。2体はそのままゴリ押し戦法で群れを圧殺する。持てる火力兵器全てがぶっ放される。
バスターボンバー 『おらおらおらおら!!!ゴリ押し、ゴリ押しぃ!!!』
ディギギギギギギギィンッ、ズドォガァアアアアアアアッ、ディシュゴオオオオオオッ!!!
ドォズヴァギャドォゴドォドォゴゴヴァアアアアアアアアアッッ!!!
レールキャノン、バスターブラスト、バスターランチャーが同時に撃ち放たれ、C‐02、C‐03、D‐14の三種の群れが爆砕する。
フレアダイバー 『やはりこの戦闘方法が一番効率がいい!!』
ヴィドゥルルルルルルヴァダルルルルルルルルルウウウウゥゥ、ディゴヴァ、ディゴドォ、ディギャグォオオオンッッ!!!
ディヴァドォドォドォギャラララララズズズズズズゴヴァヴァヴァヴァアアアンッ!!!
フレアダイバーもまた全火力を災厄の群れにぶち込んで一掃させる。その一方でD‐26に呑まれようとしている避難できていないカップルがいた。恐ろしい吸引力で吸い込まれようとしていた。
ギュゴオオオオオオッッ・・・・
カップルの彼女 「い、いやああ、ハルヒコォ!!!」
ハルヒコ 「ぎゃあああああっっ・・・死にたくねぇぇえええ!!!」
ホース状の伸びた器官に吸われ、カップルは一瞬呑み込まれようとしていた。その刹那、器官の付け根と身体を高速プラズマ弾丸が撃ち抜く。
ディガダアアアアアアアアアアアッッ!!! ディドォギャ、ズドォダガアアアアンッ!!!
カップル 「へ?!!」
二人は何が起こったのかかわからなかった。視線を弾丸が飛んできた方へ向けると、リニアランチャーを構えたショットレイバーがいた。次の瞬間、ガンレイバーが飛び蹴りを喰らわしてD‐26を吹っ飛ばした。
ガンレイバー 『どぉりゃああああああっっ!!!』
ガドォゴオオオオオオオオッッ!!!
ガンレイバーとショットレイバーは他のD‐26の群れにも射撃を加え、撃退する。
ビィドォアアッ、ビィドォァ、ビドォァッッ、ビィドォアアアアアッ!!!
ショットレイバー 『撃ち砕くっっ!!!』
ディドォゴォッッ、ディドォゴオオオオッ、ディドォゴオオッ、ディドォゴオオオッッ!!!
カップルや他の逃げ遅れた市民を蹂躙していたD‐26の群れが瞬く間に駆除された。足下のカップルにガンレイバーが避難を呼びかけた。
ガンレイバー 『さあ!!シェルターでも地下道でもいいから急いで避難するんだっ!!いいな!!?』
カップルはうなずいて駆け出す。ガンレイバーはジャキッとエネギーガンを構え、次のポイントへと向かった。
歌い終えた澪は純と共にケータイのワンセグを見ていた。取材ヘリの上空からの生中継の様子が映し出されている。覗き込む純が地上の状況を見て悲惨さを垣間見た。
純 「うあ〜・・・ひどッ!!街がめちゃめちゃ・・・こんなことになっちゃってるの?!!」
澪 「そうだな・・・けど、私達が演奏したことでこの空間だけでもいい空気にさせることができたよ。」
純 「それもそうですね!!流石は放課後ティータイムですッ!!私ぃ、実は澪先輩を知った時からずっと憧れてたんですよ!!ああやって一緒に演奏できたことが光栄ッす!!!」
突然後輩から褒められる澪。澪は赤くなって謙遜する。
澪 「そ、そんなことないって!!憧れの対象になるほど私はすごくなんかない・・・!!憧れや目標にする人なら他に一杯いるって!」
純 「澪先輩、そんな謙遜しなくてもいいじゃないですか〜・・・あれ?!!これって?!!」
澪 「え・・・・?!!」
ワンセグのテレビ中継に倒れたファイバードらしきものが映っていた。ドライアスに圧倒され倒れたファイバードの姿であった。澪の顔色が変わる。
澪 「勇・・・士朗・・・・君・・・!!!」
青ざめた顔から段々と目を鋭くさせていく。次の瞬間、澪はバッと立ち、何かに駆られたかのようにエリザベスを抱えて、その場を飛び出す。何だか訳がわからない純は、ひたすら澪を追いかけるしかなかった。
純 「へ??!あ、ちょっと、澪先輩??!ど、どこいくんですか?!!」
澪の中で明らかな心境の変化が起こっていた。無茶してでも、ファイバードである勇士朗の許へ行きたい。自分が彼に今出来る最善のコトをしてあげたい・・・その想いが澪を突き動かしたのだ。
澪 (勇士朗君が危ない・・・!!!なにか、なにかしなきゃ!!!私に出来ることを!!!あんな姿見たらじっとなんてしてられないよっ・・・!!!)
グレンラガンが自分を吹っ飛ばした相手に必殺技をブチかます構えをとった。ドリルに渦巻く紅蓮エネルギーが猛る。
ギュゴオオオオオオオ・・・・
グレンラガン&聡 『いくぜぇッ、ギガドリル・ブレェエエエエエイクッッ!!!』
飛び掛りながら唸るグレンドリルを一点を殴るように突きつける。
ギュダァッッッ・・・・・ドォギュルバギュガアアアアアアアアア!!!
ディギュドォドォドォドォゴオオオオオオオンッッ!!!
C‐08を爆発させながら貫き、着地するグレンラガン。奇しくもその場所は澪が避難しているシェルターの近くだった。
グレンラガン 『ふう・・・これで本当に一掃出来たな!!後は・・・トウキョウとやらのポイントへ向かうだけだな!!!』
聡 「そうだな!!ってかここの近くにシェルターがあるみたいだぜ!!足下に気をつけてくれよな!!」
グレンラガン 『もちろんだっ・・・・お?!そう言ってるそばから人が出てきたぞ!!』
聡 「おお?!踏むなよ?!って・・・・あれは・・・・・・澪姉ちゃん??!」
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第55話 作家名:Kブレイヴ