Muv-Luv MSigloo 2 黙示録1998
「大佐、データ回収をお願いします」
『了解。ではこれよりOMS-07Fの評価試験兼、国連軍の撤退支援を行ってください』
「ラジャー♪」
そうして通信を切る凉。
「さぁて、久々に暴れますかねぇ!」
接近してくる要撃級を見ながら構える。
「まずは・・・これでいきますか!」
マシンガンを右手に、バズーカを左手に構え、攻撃する。
威力の高いバズーカ。あっという間に要撃級の数を減らす。
そんな途中、レーザー警報が鳴り響いた。
「やば・・・でも焦らない焦らない♪」
その直後、レーザーが照射される。が・・・
「きっかないよん♪」
試作型のレーザー反射装甲を展開し、拡散ビームとして打ち返す。
なんということでしょう。辺りにいたBETAがあっという間に殲滅されたではないですか(ビフォーア〇ター風)
「うひゃ~スゴイスゴイ」
それをした本人も驚いている。
が、安心したのも束の間、後方の戦車級と光線級を引き連れた要塞級が姿を現す。
「さあって、もう一頑張りといきますか・・・」
既に国連軍は徐々に撤退を開始しており、帝国軍が迎撃の中心となっている。
BETAの数は戦闘開始直後より半減しており、偵察部隊は後続するBETAはない。との報を流している。
つまり、目の前の敵を倒せば安全に撤退できるのだ。
「食らいなさい!」
バズーカの弾頭をtype3信管に替えて打ち放つ。
光線級が束になって迎撃するも、拡散弾である。
先行する戦車級の群に命中する。
又、自軍後方の迎撃部隊の弾幕により戦車級は多数が屍となる。
「ほらほらほら!落ちちゃうわよ!」
ブースターを使い、接近する凉。
光線級はレーザーを照射する。
「だから効かないって・・・」
当たり前のようにレーザー反射装甲を展開する。
が、しかし機体の計器が異常を伝える警報を鳴らす。
「えっ!?なんで!!?整備はきちんとやったでしょ!」
レーザー反射装甲がレーザーを収束しすぎて融解したのだ。
しかも、内部配線系統のヒューズが飛んでしまったため、非常回線に切り替えなくてはならない。
「もう!最悪よ・・・」
愚痴りながら再起動させると目の前には戦車級が群がって囲まれていた。
作品名:Muv-Luv MSigloo 2 黙示録1998 作家名:mkmk0829