二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRS プロローグ編1

INDEX|3ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 

C.E.70年2月7日大西洋連邦は、「コペルニクスの悲劇」をコロニー側によるテロ(穏健派を抹殺したのは、ブルーコスモスの活動に支障をきたすため)と断定し同時にこれを地球各国及びコーディネイターへの宣戦布告と見なすと発表した。
先の事件によって国連に代わる新たな国際調停機関として地球連合が設立された。
これに対してコロニー連邦共和国も軍備拡大を行った。

アスハ代表の中立宣言
C.E.70年2月8日オーブ連合首長国代表のウズミ・ナラ・アスハが永久中立宣言を行った。
今後いかなる事態が起ころうともオーブは独立・中立を貫くと宣言し「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」を理念とした。

ヤキン・ドゥーエ戦役(C.E.70-72)

開戦
C.E.70年2月11日地球連合がコロニー連邦共和国に宣戦布告した。
プトレマイオス基地から地球連合軍の宇宙艦隊が出撃した。
この際宇宙母艦「ルーズベルト」にコーディネイター強硬派将校の独断で極秘に1発の核弾頭ミサイルが持ち込まれた。

血のバレンタイン
サイド1の農業用コロニー「スウィート・ウォーター」が地球軍側モビルアーマーの放った核ミサイルにより壊滅した事件である。
C.E.70年2月14日の聖バレンタインデーに起こったため血のバレンタイン事件と呼ばれる。
C.E.70年2月14日コロニー防衛艦隊と地球軍プトレマイオス基地艦隊及び艦載モビルアーマー部隊メビウスとモビルスーツ部隊ジンの攻撃をマン・マシーン部隊によって迎撃しこれらを殲滅する。
しかし「ルーズベルト」に1発持ち込まれていた核ミサイルを搭載して発艦したメビウスだけは、攻撃行動に成功しこれがスウィート・ウォーターに命中した。
24万3721名の人々が犠牲となりナチュラル(とりわけブルーコスモス)の敵意と憎悪は、頂点に達しオペレーション・ウロボロスに代表される報復攻撃を招いた。
以降地球連合軍とコロニー軍の戦争は、地球圏全土を巻き込む大戦へと拡大する事になった。

南アメリカ侵攻
C.E.70年2月18日コロニー連邦共和国の首相による地球連合非参加国には、優先的に物資を提供する「積極的中立勧告」の声明を非参加国である大洋州連合と南アメリカ合衆国が受諾した。
これを受け地球連合は、翌2月19日南アメリカ合衆国に武力侵攻を開始しパナマ宇宙港を軍事制圧し南アメリカ合衆国を大西洋連邦に併合した。
これは、マスドライバーによる宇宙からの補給が滞ることを恐れた大西洋連邦が武力をもって阻止するための侵攻であった。
なおこのさらに翌20日大洋州連合は、地球連合軍の中南米侵攻を批判すると共にコロニー支援を表明し「親コロニー国家」になった。
同日地球連合軍は、大洋州連合に対し宣戦布告を行った。

ワトホート攻防戦
血のバレンタインから約1週間後のC.E.70年2月22日地球連合軍は、ルナツー攻略への橋頭堡確保のためスペースコロニー「ワトホート」で起きた地球連合軍とコロニー軍の攻防戦である。
地球軍は、この戦いに第1〜第3艦隊を投入しコロニー軍と激しい戦いを繰り広げた。
なおこの時に核分裂抑止能力を有する「ニュートロンジャマー」が試験投入され成果を上げている。
戦闘は、両軍ともに大きな損害を被るが最終的にコロニー軍が防衛に成功した事で戦闘は終息した。
このとき「蒼い流星」の異名を持つアルゴ・デューサー少佐がモビルスーツ44機、軍艦12隻を撃破している。
なお非公式ながら後に「ワトホートの亡霊」と呼ばれるフィリップ・グラマン曹長がモビルスーツ8機、軍艦2隻を撃破している(本人は、記憶がないと主張している)。
この攻防戦においてジンで出撃したラウ・ル・クルーゼは、マン・マシーン3機と巡洋艦1隻を撃破しネビュラ勲章を授与されている。
同戦いでメビウス・ゼロで出撃したム・ラ・フラガは、マン・マシーン1機と巡洋艦3隻を撃破し「ワトホートの鷹」と呼ばれるようになる。

南極条約締結
C.E.70年2月27日ワトホート攻防戦の圧倒的勝利を背景にコロニー軍が地球連合と条約を締結した。
内容は、
・BC兵器の使用及び大質量兵器(コロニー落とし等)使用の禁止
・オーブ首長国連邦等の中立宣言区の承認と中立国への侵攻と中立国での軍事施設の建設禁止
・捕虜の取り扱いなどを主な項目とする等
などである。

オデッサ降下作戦
C.E.70年3月8日コロニー軍の地上侵攻戦が開始された(食糧確保の目的もあり)。
初の軌道上からの地上降下作戦として天然資源が豊富なオデッサ基地に侵攻した戦闘である。
「白銀姫」の異名を持つシャリー・ハーン大尉と「荒野の悪魔」の異名を持つウィリアム・ガーラ少佐がそれぞれモビルスーツ24機、戦闘機56機とモビルスーツ52機、戦闘機75機を撃破しコロニー軍の圧勝で終わった。

エイプリル・フール・クライシス
C.E.70年3月15日コロニー最高評議会で可決され4月1日に発動した。
対戦国や中立国などに関らず無差別に散布され地中深くに埋め込まれたニュートロンジャマーの影響から以後コロニー軍と地球連合軍の双方のみならず全地球上で核分裂装置の使用が不可能となりこの影響で核分裂炉の原子力発電をエネルギー供給の主としていた地球上の各国家は、それが使用不可能となり地球全土で深刻なエネルギー不足が問題になった。
これにより地球上の国家は多数の餓死者、凍死者(ニュートロンジャマーキャンセラーによってエネルギー不足解消までの被害者は2次的、3次的被害を含めると地球の総人口の1割近くに相当するとの資料がある。
少なくとも数億人の死者が出たと思われる)を出す事態となり人々の反コロニー、反ナチュラル感情は最高潮となる。
一方宇宙の戦場においても宇宙艦艇が必要に応じて散布するので核兵器の使えない限定戦争になっている。
またその副産物として電波妨害を引き起こし長距離通信が不可能になったりレーダーも錯乱されてしまう(ミノフスキー粒子ほど顕著では、ない)。
人型機動兵器で核反応炉を搭載するマン・マシーンを有するコロニー軍が戦争の主導権を握る事になった。

トリントン制圧戦
C.E.70年4月2日前日のエイプリル・フール・クライシスの混乱に乗じコロニー軍は、オーストラリアのスペンサー湾に軌道上から基地施設を分割降下させ48時間でトリントン基地の基礎を建設する。
作戦上は、制圧戦だが実際には大洋州連合側から無償で土地が提供されていた。
この時地球連合軍の太平洋艦隊が迎撃に出たが初実戦投入された水陸両用マン・マシーン「ウェヌス」と「ヴェスタ」の前に大敗し基地は、翌月の20日に完成した。

ペキン侵攻戦
C.E.70年4月10日降下部隊がペキン基地に侵攻した。
このとき後に「ペキンの貴公子」と呼ばれるカルロス・ドゥール中尉がモビルスーツ19機、戦闘機53機撃破という戦果をあげた。

ソロモン攻防戦
C.E.70年4月17日地球連合軍第5、第6艦隊がコロニー連邦共和国本国を目指しプトレマイオス基地より侵攻する。
コロニー軍は、ソロモン付近にて防衛線を張り地球軍と交戦を行った。