機動戦士ガンダムRS プロローグ編1
この戦いで「ソロモンの夢魔」のチェルシー・セルゲイ大尉と「ソロモンの虎狼」ノーマ・チャン少尉がそれぞれモビルスーツ22機と軍艦7隻、モビルスーツ16機と軍艦9隻を撃破した。
第1次カサブランカ沖海戦
C.E.70年5月2日地球連合軍(ユーラシア連邦主力)の地中海艦隊とコロニー軍の遊撃艦隊からなる水陸両用マン・マシーン隊が衝突した。
この戦いで地球軍は、水中用モビルスーツ「グーン」を実戦初投入したが敗北した。
この戦いに勝利したコロニー軍は、地中海へ侵入した。
アフリカ北岸より侵攻開始した。
またアーティ・ジブラルタル基地建設を開始する。
ルナツー攻防戦
C.E.70年5月16日地球連合軍は、コロニー軍のルナツー基地を目標に侵攻を開始した。
地球軍は、(当時としては)最新鋭のモビルスーツ隊(ジン、シグーハイマニューバなど)と機動兵器メビウス・ゼロの精鋭部隊を率いて進攻を開始した。
コロニー軍は、ルナツー基地にて訓練中だったアツシ・サオトメ訓練生が駆るガンダムサイガー1機で防衛を行った。
結果地球軍はたった1機のマン・マシーンにビラード准将が乗る旗艦「ヘンダーソン」(アガメムノン級)が撃沈され多数の艦隊、多くのモビルスーツ隊とモビルアーマー隊(ラウ・ル・クルーゼとムウ・ラ・フラガなどは、除く)も壊滅しルナツーには傷ひとつつけられずに攻略を断念した。
その戦果は、モビルアーマーおよびモビルスーツを含めて186機を撃墜し艦船43隻を撃沈した。
しかもサオトメは、このとてつもない戦果をわずか10分でだした。
サオトメは、敵軍からは「純白の死神」と恐れられ味方からは「勝利の死神」として鼓舞される対象になった。
スエズ攻防戦
C.E.70年5月30日戦場となったエル・アラメインにて地球連合軍とコロニー軍地上部隊の攻防である。
別名エル・アラメイン海戦とも呼ばれる。
コロニー軍は、地中海沿岸より上陸した。
そこで待ち構えていたユーラシア連邦所属のモーガン・シュバリエ大尉と大西洋連邦所属のアンドリュー・バルトフェルド大佐が所属する地上軍団と交戦した。
シュバリエ大尉は、バクゥの圧倒的物量と機動性を活かしバルトフェルド大佐は奇策でマン・マシーン部隊を奔走し後一歩で勝利というところまで追い詰めたがキラル・アンドレ少佐の活躍により大敗した。
以後コロニー軍は、アフリカ北岸からはンジャメナ基地へと南下を開始した(「アフリカ戦線」)。
なおこの戦いでキラル少佐は、「勝利までの後一歩という吉夢を悪夢に変えた」ということで「スエズの悪夢」と呼ばれることになった。
アクシズ攻防戦
C.E.70年6月14日地コロニー連邦共和国領の資源衛星「アクシズ」に地球連合軍が侵攻し迎え撃つコロニー軍との間で7月12日まで攻防戦が行われた。
結果は、「白熊」の異名を持つハンス・ブローニング中尉と「真紅の獅子」の異名を持つウィリアム・ラムゼス大尉がそれぞれモビルスーツ12機、軍艦4隻とモビルスーツ19機、軍艦7隻を撃破する善戦でコロニー軍が防衛に成功した。
地球軍は、何度かの進攻を試みコロニー軍の防衛艦隊と交戦するもいずれも失敗している。
カオシュン戦線
C.E.71年1月15日に太平洋・北回帰戦線が活発化しコロニー軍は、東アジア共和国のマスドライバー施設を有するカオシュン宇宙港の攻撃を開始した。
地球連合軍は、防衛戦闘を繰り広げるがコロニー軍の降下作戦もあり同年1月23日にカオシュン宇宙港は陥落しコロニー軍の占領下に置かれる。
オペレーション・ウロボロスによる最初の宇宙港陥落となった(第1話本編でキラ・ヤマトがパソコンでカオシュン戦線のニュースを見ているシーンが存在する)。
作品名:機動戦士ガンダムRS プロローグ編1 作家名:久世秀一