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機動戦士ガンダムRS プロローグ編2

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これを応用・発展させフレームそのものに電子機器の機能を持たせることで機体強度を維持したままで機体内の容積自体が激減し飛躍的な軽量化を達成し既存の量産型マン・マシーンを遥かに超える高い堅牢性を獲得する事に成功している。

サイコ・マルチプル・コントラクション・アーマー
サイコ・マルチプル・コントラクション・アーマー(Psycho Multiple Construction Armor、SMCA)構造とは、MCA構造をさらに応用・発展させたものである。
MCA構造は、装甲に電子機器の機能を持つチップを鋳込んでいるがここにもサイコミュの基礎機能を持つコンピューター・チップを金属粒子レベルで鋳込む技術である。
もともとこれは、サオトメの落書きだったがこれがルナツーのアナハイム・エレクトロニクス社にもたらされカイザーガンダムの小型化に寄付した。

サブフライトシステム
サブフライトシステムは、当時完全空中戦対応だったガンダム系のマン・マシーンとディン以外のモビルスーツにも空中戦を対応させるためにコロニー軍と地球軍が大気圏内でマン・マシーンとモビルスーツを搭載して飛行しマン・マシーンとモビルスーツに空中戦闘能力を寄付させるという発想の元で開発させた。
地球軍は、グゥルを開発した。
グゥルの正式名称は、「モビルスーツ支援空中機動飛翔体 グゥル」である。
大気圏内用のサブフライトシステム(以下SFS)として運用される。
中央部から折り畳める構造でボズゴロフ級潜水空母などへの搭載時には、収納容積を小さくする事が出来る。
搭乗モビルスーツからの無線コントロールにより強大な推力を活かし飛行する。
武装として6連装ミサイルランチャー2基を装備している。
コロニー軍は、ベースジャバーを開発した。
ベースジャバーは、グゥルのような直立姿勢ではなく片手で機体上部のグリップを保持し膝を付いて搭乗する。
機体上面にマン・マシーン1機を搭載可能なホバークラフトで機首下に全周射界を持つ対地対空兼用のビームライフル(地球軍ガンダムと同様のもの)を1基と機首左右に3連装ミサイルを装備している。
最大速度は、マッハ0.83である。
ホバークラフトにも関わらずかなりの高空まで運用が可能である。
またビームライフルとミサイルによってマン・マシーン離脱後も戦闘機的に運用される。
なおコックピットも有しておりここから無人のマン・マシーンを操縦することも可能である。
また短時間の水中航行能力がある。
本器からの装備として機体底面にグリップが設置されておりマン・マシーンをもう1機ぶら下がる姿勢での牽引も可能である。
ただしこの状態では、まともな戦闘が行えない。
部品は、ディンなどの部品を模倣して作られているため捕獲されても特に問題はない。
なおコロニー軍は、宇宙用のベースジャバーと呼ぶべきゲターも開発した。
ベースジャバーと比べると非武装だがコックピットは、有している。
機体規模は、小さいたが宇宙空間のため上下に1機ずつマン・マシーンを搭載することが可能である。
主に戦闘宙域までの推進剤節約装置として使われる。

チタン合金セラミック複合材
ヤキン・ドゥーエ戦役前にコロニー軍は、ガンダム開発計画で製造したモビルスーツの装甲材としてガンダリウム合金を開発し抜群の防弾性を発揮した。
しかしガンダリウム合金は、製造コストが高く製造期間が長いという欠点を持っていた。
そこでチタン合金セラミック複合材は、ガンダリウム合金に比べ生産コストがかからないという利点もありコロニー軍は量産機に適していると考えたのである。

マグネット・コーティング
センサーの精度や駆動部分・各種関節部分の駆動力・機動力などの向上を図る為の改良作業でありまたマグネットコーティングによって180°姿勢変換にかかる時間が1.5秒から1.1秒に短縮されたと報告されている。
コロニー軍のマン・マシーンには、これが標準装備として採用されている。

マン・マシーン
ムーバブル・フレーム構造を採用し且つジェネレーターにミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(または、ψ-サイクル核融合あるいは二次融合炉)を搭載した人型機動兵器を指す。
またマン・マシーンは、機体構造に余裕を持ちつつ設備投資などが莫大化しないように機体の大きさを調整されている。

モビルスーツ
モノコック構造を採用しまたはジェネレーターにミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉以外のジェネレーターを持つ人型機動兵器を指す。

モビルアーマー
ジェネレーターにミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉以外のジェネレーターを持ちかつ人型機動兵器以外を指す。

ムーバブルフレーム
マン・マシーンの標準構造である。
地球軍のモビルスーツは、外骨格(モノコック構造)で設計されており装甲そのものが骨格として機体を支える構造をとっていた。
骨格となる装甲そのものの強度で機体を支えることが出来き安価に大型機動兵器を生産できる反面で骨格を外部側にとることで各関節稼動部の可動範囲や強度に制約が生まれるというデメリットも同時に内包していた。
この問題を解消すべく機体を支える骨格を内包し装甲の支持無しに機体を支えるフレーム構造がコロニー軍のマン・マシーンに標準採用されているムーバブルフレームである。
足首の可動に合わせて脛部の装甲が可動するなどの機構をもっておりこれは、以降のマン・マシーン開発に多大な影響を与えることになった。
なお骨格が装甲を兼ねるモノコック構造に比べ外装と骨格が別れたムーバルフレームは、構造上重くなるはず(例えば1930年代の戦闘機の場合鋼管フレーム構造の機は、セミモノコック構造の機体より重い)だがこれはチタン合金セラミック複合材やガンダリウム合金という軽量な材質を採用することでむしろ軽量化されている。
可変型マン・マシーンは、この技術を根本に設計されている。
機体の支持を装甲では、なく駆動フレームで行うため可変機構の搭載が容易になった。
この技術無しに可変機構の発展は、ありえなかったといえる。
現に地球軍のイージスガンダムやレイダーガンダムなどは、簡易型の可変機構を採用せざるを得なかった。
しかしムーバブルフレームを採用したスダルシャナも生産性、整備性やコストなどの問題で複雑化できなかったがイージスガンダムやレイダーガンダムなどよりも理論上はるかに複雑化できた。
その上可動速度そのものも総合的にモビルスーツを上回り驚異的な戦闘能力を見せつけた(オーバースペックであるとの指摘もある)。
従ってこれ以降ムーバブルフレームの導入は、新装甲材料による軽量化とセットでごく自然に進捗していくのである。
なおオーブ連合首長国も研究していたが上記のような重量増加問題を解消できなかった。
さらにフレーム材質の問題から関節軸の摩耗が生じデータ処理の優先度の関係からこの軸の偏摩耗の情報が機体制御へ十分に反映されていなかった。
ムーバブルフレームの採用によって可動軸が増えたため機体全体としてこの偏摩耗による影響を無視することができなくなりパイロットは、これを補正しながらの操縦を強いられた。
さらに試験中に実験機が墜落しパイロットが死亡する墜落事故も起きた。