機動戦士ガンダムRS プロローグ編2
プロローグ 第八話 コロニー連邦共和国の企業
アナハイム・エレクトロニクス社
アナハイム・エレクトロニクスは、電子・電気機器の製造販売を中心とする軍産複合企業である。
本社は、ルツーにありここを主な拠点として一般家電製品の製造で業績をあげていたがミノフスキー物理学を契機として本格的に軍需産業分野にも乗り出しコロニー軍に対してガンダムや宇宙艦船を開発し量産までをも行うようにもなった。
その企業としての力は、コズミック・イラの世界でアナハイム・グループと縁の無い企業は皆無と言われるほどでまたブルーコスモスとも深く癒着してロゴスとして絶大な影響力を持ち資本の大半を移していることから「世界の専制君主」と呼ばれコロニー軍の軍事発注を一手に引き受けていることから「死の商人」等と人々から嘲笑の対象としてみられることもあった。
そのためRSDでは、この企業の筆頭株主の多くがロゴスと見なされた。
キャッチフレーズは、「スプーンから宇宙戦艦まで」である。
さらには、スペースコロニーの建造にも携わっており登記上アナハイム社が所有するコロニーも存在する。
ハービック社
アナハイムの競争企業である。
本社は、サイド3のズムシティにある。
たしかにアナハイムは、一流企業であり技術は宇宙一である(ヤキン・ドゥーエ戦役前に初めてビームシールドを人型機動兵器に採用したのは、アナハイム・エレクトロニクス社である)。
しかしときにその高性能が祟って大量生産ができない状況もあった(ガイヤス・ギヤがその例)。
そういうときにワンランク下の性能でも安定した生産を行おうと目指しているのが本社である。
ヴィックウェリントン社
本社は、サイド4のアイランド・イーズにある。
ヴィックウェリントン社は、コロニー軍の航空機を主に開発しコロニー軍に戦闘機を卸していた兵器会社である。
しかしマン・マシーン開発が遅れていたためその後ベースジャバー開発に移ることになる。
ブッホ・コンツェルン社
本社は、サイド1のブッホにある。
ブッホ・コンツェルンは、新興の複合企業集団であり多数の企業をその傘下に置いている。
その技術力は、アナハイム・エレクトロニクス社に次ぐ。
創設者は、ジャンク屋を一代にして大企業に育て上げた異能の経営者であるシャルンホルスト・ブッホである。
コロニー軍からは、水陸両用マン・マシーン開発を任せられ傑作機を世に出す。
作品名:機動戦士ガンダムRS プロローグ編2 作家名:久世秀一