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遊☆戯☆王ZEXAL THE ORIGINAL Ⅰ

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「ぐ…で!デタラメじゃねえよ!!!…それがよ!観月小鳥ちゃんといつも一緒にいるあの素人決闘人、九十九遊馬に敗けたんだってよ!!」


九十九遊馬…?何処かで…誰だったか。

「あり得ない!先輩がそんな奴に敗けるなんて…」

海里は信じられないと言いたげな顔をして、手を離した。

「それがよ、俺も話だけなんだが…【NO.39 希望皇ホープ】っていうカードを使って勝った見たいだな…」

「な〜に?そのなんばーずって…」

風香は興味を剥き出しにして聞くが、洋助も分からないらしく首を横に振る。

「でも、素人ですら神代先輩を倒せるんだから、すっごいお宝カードなのかもよっ!?」


海里も興奮を示す…が、僕にはそうは感じなかったNO…その単語が出た瞬間に、僕のデッキケースの中のジェムナイト達が、反応したような気がしたからだ。


「光輝?」


風香の声で現実へ戻ると、風香の顔が間近に近寄り正にくっつくのでは無いかと言う程に近付いていた。

「ぬあっ!」

僕は、思わず一歩下がると、風香は何かを悟ったかのように後ろに下がる。

「手を出さない方がいいカードなのかもね…」

風香はそう言うと普段の穏やかな表情になる。

それから僕達は、互いにデッキの調整をして遊び、帰路に着いた。その帰り道…何時ものように風香と帰っているとき、九十九遊馬と観月小鳥の帰宅姿を目撃した。

「お〜…かっとまんの人だ〜」

かっとビングな…風香に心で突っ込みながらも、その遊馬の後ろ姿を遠目から眺めていた。その後ろ姿に不思議な光りが見える。

「…ん…」

僕は思わず目を擦るが、光りは消えない。…そして胸ポケットに収めたジェムナイト達が、光りと共に反応する。

【NO.は、危険だ…あれは…人が触れてはならない物…】

それは注意だった、だが…この時の僕は、すぐ近くまでNO.が迫っている事、そして…僕達が生涯忘れる事が出来ないであろう出来事が、すぐ目の前まで迫って居いることに気づいてはいなかった…。僕がこの時に気づいていたのなら…あんな事態には為らなかったのかも…知れない。