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ミッションインポッシブル3パロ

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1.意外な一言

「だからさぁ右目の旦那、やめときなって。隠し続けてまで続けられないって」

カタカタとパソコンを操作して監視システムをいじくりながら佐助は言った。
隣では頬に傷のついた男が一人、モニターを睨みつけながらタイミングを計っている。
この男____片倉小十郎とは、彼が現役の頃からの長い付き合いだ。
一度は教官になって現場を退いたはずの男は今、佐助とともに任務を遂行している。

「・・・そりゃ、俺様だって一緒に暮らしてた女の子の一人や二人はいたよ。
・・・でも、ダメになっちゃった。仕事の事を秘密にしてたから」

だからやめときなよ、ね?
佐助はそう言おうとした____が、小十郎の次のぶっきらぼうな一言に遮られる。

「昨日、政宗様と結婚した」
「・・・・・・おめでとう」

あっけにとられた佐助には、それしか言う事が出来なかった。

2.真実の代用

「出張に行く事になりました、政宗様」
「またか、小十郎?いくら何でも急じゃねぇか?」
「申し訳ございません、二日ほど留守にいたします」

政宗はぎゅっと小十郎の体を抱きしめ、そっと囁いた。

「小十郎、お前・・・俺に何か隠し事してるだろ・・・?なあ、話してくれよ」
「申し訳ございません、政宗様。・・・小十郎を信じてください」
「・・・信じろって・・・どうやって?」

政宗の一つしかない瞳が自分の事を覗き込むのを見て小十郎は罪悪感を覚えた。
しかし、言ったら彼は自分の側から消えてしまうかもしれない、それが怖い。
失いたくないのだ、この腕の中のぬくもりを。一人はとても寂しいから。

「お願いです、政宗様・・・小十郎を信じてください。いつか・・・必ず話します」

エゴだというのは、百も承知だ。何も聞かずに信じてくれなんて。

「愛しています、政宗様」

もしかしたら永遠に言えないであろう真実の代わりに、小十郎はそっと彼に優しいキスをした。