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緋弾のアリア~薬物科の武偵~

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そして、すべてが終わり、俺は寮に戻った。

遠山という人は、男子の質問攻めからうまく逃げた。

俺はいくつか質問されたが、ほぼ遠山という人の方に行ったため、助かった。

だが、彼は不幸な人間だな・・・・。

俺は寮の部屋に入り、ブレザーを脱いでソファに座って、テレビを点ける。

そして、横になり目を瞑る。





翌日・・・・・・

俺は知らないうちに寝てしまっていた・・・・。

時計を見ると時刻は朝7:30を回っていた。

俺はゆっくりと準備をして、学校に向かった。

今日からは学科の授業が入ってくる。

やっと本来の授業ができるというものだ。

だが、トリクロルエチレンが搬入されているため、警戒はしておいたほうがいいだろうな・・・・・。



そして、午後の授業になり、俺達は薬物科の学科塔に白衣姿で入る。

俺は第一研究所第二研究室で、インフルエンザを殲滅する薬品開発部門にまわされた。



第一研究所第二研究室・・・・・

「先輩、このサンプルの結果は効果なしです」

そう一年の雨浪 隼(しゅん)が言った。

「そうか・・・。なら、そのサンプルは適正に処理してくれ」

「分かりました」

隼はそう返事をして、去って行った。

俺は電子顕微鏡で撮影されたPCのディスプレイを見ながら、インフルエンザウィルスの動きを観察す
る。

この研究室に居るのは俺と隼だけだ。

そもそも隼は、俺のパートナーだ。

薬物を扱うに当たり、パートナーは必須なのである。

いざ倒れたときとかに助けが居なかったら困るからな。

だから、研究室に居る時は必ず2人で行動しなければならない。

「さてと、次はこの薬草を試してみるか・・・・。隼、次のサンプルを作るぞ」

「分かりました」

俺はインフルエンザウィルスを高濃度に抽出した液体をガラス皿に1滴垂らし、周りに薬草から抽出し
た液体を周りに流しこんだ。

「後は結果を待つだけだな・・・・」

「そうですね」

「んじゃあ帰るか」

「え?もう帰るんですか?」

「ああ。根を詰めすぎたら事故につながるからな。無茶は禁物だ」

「そうですが・・・・、他の研究室はまだ実験中ですよ」

「んなこと俺が知ったことか。他は他、うちはうちだ。それ以外の理由は無い」

俺はそう言って、白衣をロッカーにかけ、ブレザーを着る。

「・・・分かりました。また明日ですね」

「そうだ。まあ、明日は今日より倍以上のサンプルを用意するつもりだ。それで一気に済ませる。いい
な?」

「はい、構いません」

「よし、じゃあ戸締りは俺がするから先に出ろ」

「分かりました」

隼はそう言って、即座に着替えて、帰って行った。

俺も戸締り、機械を確認して寮に帰った。



俺はこの時・・・・、人生最大のバスジャックに遭遇するとは夢にも思わなかった・・・・・。