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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第56話

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  ファイバード 『ん・・・・??お、俺は・・・・??』

  澪 「え??!ゆ、勇士朗君っ・・・・ホントに??!」

  ファイバード 『み、澪ちゃん・・・どうしてここに・・・??』

  澪 「きゃあああああ!!やった、やったああああ!!!あああああっっ・・・・よっかたぁ〜・・・起きてくれたよぉ〜・・・やった、やったああ〜・・・!!!」

  澪は歓喜の感情を思いっきり開放して、ファイバードのマスクに抱きつきながら来た訳を言った。

  澪 「私ね・・・ワンセグの中継で倒れていた勇士朗君を見たんだ。それで自分に出来る何かをしてあげたくて・・・律の弟が乗ってるロボットに連れてきてもらったんだ!!!」

  ファイバードは腕組みしながら立つグレンラガンを見た。

  グレンラガン 『初めましてだな!!ファイバード!!俺の名は熱きドリル勇者、グレンラガンだっっ!!!』

  聡 「初めまして、聡っす!!」

  ファイバード 『ああ・・・よろしくなっ・・・澪ちゃん、今起き上がるから手に乗ってくれ!』

  澪 「うん!!」

  ファイバードは手をかざして澪を乗せると上体を起こす。赤く燃える夜明けの光景に目を送るファイバードと澪。グレンラガンも腕組みしながら見つめる。

  吹く風が、澪の長い髪をなびかせる。

  澪 「夜明けだね・・・勇士朗君。」

  ファイバード 『うん・・・・闘いもここから夜明けにしてやるさっ!!来てくれてありがとう、澪ちゃん!!!俺、倒れている間ずっと澪ちゃんの歌を、歌っている澪ちゃんの夢を見ていた・・・そしたら段々エネルギーみたいなものがこみ上げてきて・・・・それで夢の最後にその・・・夢の中でキスしてくれたんだ。澪ちゃん・・・。』

  澪はこの時、恥ずかしい想いを抱きつつも、決してこれまでの行動が無駄ではなかったと悟った。

  澪 「そ、そうなんだっ・・・私からもありがとう。もう一度立ち上がってくれて・・・!!!」

  夜明けの太陽がセカイを照らす中、再び勇者達が反撃の夜明けを呼ばんと立ちあがる。お台場に出撃していく、ジェイデッカー・バーニアン。反撃の鉄槌を下すべく、八王子方面へと向かうグレートロコモライザー。ヴィラーダロボ01と対峙するグレートエクスカイザー。

  ファイバードは澪を手に乗せ、夜明けを見つめながら反撃の意思を固めた。

  ファイバード (・・・・・・ドライアスッ、ここからが俺の、俺達の反撃だっっ!!!)


  つづく