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　　ジェイデッカー・バーニアン　『な・・・・やはり宇宙の力は底が知れない・・・！！！』

　　モニターでこのグレートエクスカイザーの勇姿を確認した要は、再び一斉攻撃を下す。

　　要　「よしっ、全機！！全身全力の力をぶつけるぞっ！！！エクスカイザーが斬り込んだ後、彼の離脱を確認しつつ、必殺技を見舞う！！！ジェイデッカー・バーニアン、もう一度ＪＸバースト・アタックを決めるぞっっ！！！」

　　舞人　「了解したぜ、要さん！！グレートマイトガイン、システム・グレートダッシュ！！！！」

　　丈　「バスターキャノン、最大出力に設定・・・！！！」

　　それぞれが全力をぶつける構えに移行する。そしてグレートエクスカイザーが飛び立つ。

　　　　ギュドォアアアアアアアアアアアアアアッ！！！！

　　グレートエクスカイザー　『でりゃあああああああああああああああああああああ！！！！』

　　大きくグレートカイザーソードを振りかぶって突撃していく。轟々たる力強いサンダーパワーソウルを賭した刀身を叩き込んだ。

　　　　ギュファッッッッ―――ヴィギャギャバババギャアアアアアアアアアアアッッッ！！！！

　　再び激しいスパークが巻き起こる。グレートエクスカイザーは脳裏に今一度和の姿を浮かべた・・・・これまで彼女が危険な目に遭ってきたことを回想する。その次の瞬間、グレートカイザーソードがバリアフィールドを破壊した。

　　グレートエクスカイザー　『(和ちゃん・・・・・・・ここで絶対にハカイジュウ災害の元凶をぶっ潰してやっからな！！！)はぁあああああああああああああああ！！！！』

　　　　ヴァギャギギギギギギャズバアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ！！！！

　　Ｃ‐００　「？？！！！」

　　弾かれるように全身を覆っていたバリアフィールドが崩壊した。同時に斬撃がＣ‐００にダメージを与える。グレートエクスカイザーは有り余る力の惰性で下降していく。更にそこからドンと加速。下部の産卵管めがけ突っ込む。

　　　　ドォオオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　グレートエクスカイザー　『はあああああああああああ！！！！』

　　　　ザヴァヴァヴァヴァヴァドォズギャアアアアアアアアアアアアアンッッ！！！！

　　振るわれたグレートカイザーソードが、災厄を生み続けた産卵管全てを斬り裂く。このころあいを見計らい、要は一斉に必殺技を命じた。

　　要　「エクスカイザーの離脱確認！！！全機！！！一気に持てる必殺技をぶち込めええええええ！！！！」

　　轟龍　『バスターキャノン、フル・チャージング・・・・！！！！』

　　丈　「・・・・・・ッ！！！いけぇっっ！！！！」

　　　　ギュヴァゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　紅いエネルギー過流が突き進む。それに続き、ジェイデッカー・バーニアンがＪＸバースト・アタックを撃ち放つ。　　

　　要　「ＪＸバースト・アタックッッッ！！！！」

　　ジェイデッカー・バーニアン　『シュートォオオオオオオオオッッ！！！！』

　　　　ヴッッ・・・・ヴァドォルギュヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！

　　真っ直ぐに撃ち放たれる超高出力ビーム過流群。間をおかずに舞人はグレートマイトガインのグレートライザーを発動させる。グレート動輪剣のエネルギー充填率表示が３５０％を超えた。

　　グレート動輪剣を空に向かってかざす。鍔中央の車輪が高速回転し、鍔から超高エネルギーのエネルギーソードが空に向かって伸びた。そして力強く一気に高速で振り下ろす。

　　舞人　「真っ向っっ、唐竹斬っっっ！！！！」

　　グレートマイトガイン　『おおおおおおおおおおおっっっ！！！！』

　　　　ギュゴォアァァッッ―――――！！！！

　　　　ドォゴヴァドォドゥルヴァギュドォヴァゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　　　ディズズズギャギャギャギャシャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ！！！！

　　超ＡＩ勇者達の超電撃シュート・スラッシュが同時に炸裂する。巻き起こる大爆発。直撃を受けたＣ−００の眼球体の表面が抉れるように深く陥没する。更に上面を破断させたグレート動輪剣の超高エネルギー刀が大爆発を巻き起こす。

　　　　ディギャヴァヴァガギャダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ！！！！

　　眼球体上面が破裂して爆炎を吹き、連続して破断部が爆発する。

　　　　ヴァヴァヴァドォドォドォガアアアアアア！！！！

　　舞人　「勝った・・・・勝ったぜっっ！！！俺たちは勝てたんだっ！！！！」

　　勝利を確信するに十分なダメージをＣ‐００に与えた。舞人は確信的勝利を認識して叫ぶ。だが、まだＣ‐００は死んでいなかった。要が冷静に敵対象のエネルギーチェックを行う。

　　要　「いや、待て舞人・・・・まだ生体反応がある！！！図体がでかすぎる分、生命力もそれに比例してでかいんだ！！！各機攻撃の手を・・・・！！！」

　　要が総攻撃命令を出そうとしたその矢先だった。後方より凄まじいエネルギー反応が表示された。丈がそのエネルギー数値に驚愕する。

　　丈　「なんだ？？！この凄まじいエネルギー反応は？？！」

　　　　ギュゴオオオオオオオオッッ・・・・

　　　　「キュギイイイイイイイイイイイ！！！！」

　　ジェイデッカー・バーニアン　『なんだあれは！！？』

　　高エネルギーを放ったモノ・・・それは巨大なフェニックスだった。その雄々しき炎はＣ‐００の眼球体の中央に抉りこむようにして突っ込んだ。

　　　　ズヴァギュウウウウウウウウウウウウウンッッ――――――ヴァズドォドゥヴァガアアアアアアアアアアアア！！！！

　　大爆炎が噴出。瞳孔部が完全に破壊された。Ｃ‐００は後方の方へゆっくりと後退していくように墜落していく。

　　舞人　「凄い・・・！！！それに炎の鳥・・・・この攻撃はもしかして・・・！！！」

　　グレートマイトガイン　『ファイバードなのか？！！』

　　要　「来てくれたか！！！勇士朗君！！！」

　　丈　「あれが・・・ファイバード・・・。」

　　勇者たちが振り向いた方向には突き進んでくるグレートファイバードの姿があった。彼の中で、これまで引き起こったハカイジュウ災害が去来する。果たしてどれほどの人々が犠牲になったのか。どれほどの悲しみが生まれたのか。どれほど想う人や仲間達が危険にさらされたか・・・・そして今回の事態と発端である桜高の悲劇が過ぎり、全ての想いが凝縮する。

　　グレートファイバード　『マザー・デストリアン・・・・貴様のせいでどれほどの悲しみと絶望をが撒き散らされたか・・・・・・俺達は絶対に許しはしないっっっ！！！！』

　　グレートファイバードは一旦減速。バーニングソードを片手で持ち上げ、天高くかざした。額から光を放ちながらチャージアップを開始する。あの日から始まった災厄の連鎖に終止符を叩き込むときが来た。

　　グレートファイバード　『チャアアアアアアジ・アアアアアップッッ！！！！』