世界一初恋 高x律 出会えた奇跡
空白だった10年分を取り戻すかのように、何度も身体を繋げ体温を分かち合う
幾度となく抱かれた小野寺の色白い身体には、俺が付けた赤い花が咲いている
俺の腕の中で眠る小野寺の髪を優しく梳きながらキスを落す
くすぐったかったのか「んっ・・」と身じろぎしたが、グリグリと胸に頭を擦りつけ穏やかな寝息をたてる
--- 朝起きたら夢だった・・なんてことないよな?
存在を確かめるように、そっと背中に廻した腕に力を込める
--- 温かい
しっとりと肌に吸いつく感触、熱、伝わる鼓動
トクンッ・・トクンッ・・トクンッ・・トクンッ・・
--- 穏やかなリズムで俺を包み込む
これから先、嬉しいことも、哀しことも、辛いことも、すべて共有していきたい
逃がさない、離さない、離れない
ずっとお前と一緒にいたいんだ
もう、お前なしでは生きていけないって気付いたから
だから、お前の全てを俺にちょーだい
俺の全てはお前のものだよ・・・律
end
作品名:世界一初恋 高x律 出会えた奇跡 作家名:jyoshico