カカナルコ
「二人で何ヒソヒソ話してるの??」
「え、まぁいーじゃない。それより、ナルトは今年何をお願いしたの??」
「カップラーメン一年分だってばよ!!」
「「…………」」
このラーメン娘が……
がっくりきたサクラといのだった。
今日は楽しいクリスマスイブ。
しかし、ナルトは重要なコトを忘れていた。
「みんな席につけ~今から、二学期分の通知表を配るぞ~」
(あーー!!忘れてたってば~~)
実技はカカシにお願いしてプチ修業をつけてもらっているのでそこそこイイ成績なのだが、どうにもお勉強はニガテなナルト。
カカシにしつこく言われてはいるので宿題はするが…右から左。
「うずまきナルト」
「はーいってば…」
「…………………」
頭を押さえつつ無言で手渡された。
「ノーコメントはひどいってばよ、イルカ先生ぇ~~!!」
「ただいまぁ~」
「おかえり、ナルト」
ナルトが帰ると、カカシはなんとケーキ作りに奮闘していた。
「カカシ、何やってるってば??」
「見たら分かるデショ、ケーキ作り。」
「けど何で??」
「ん~たまにはこーいうのもいいかと思って。デコレーション、ナルトやるでしょ?」
「やる!!」
一人暮らし歴が長く、そして手探りではあったが十年コドモを育ててきたカカシはそれなりに料理は上手かった。
……が、ケーキなるものはやったことがなく…。
結果的にナルトと二人手をベタベタにして騒ぎながらの調理となった。
「できたってばね、カカシ!!」
作る工程ですでに楽しんでいたナルトはごきげんだったが、カカシ的には"もうちょい上手くできると思ってたんだけどなぁ~"というトコロでちょっぴり残念。ナルトと二人で作るのは楽しかったので満足はしていたのだが。
「ま、それなりにできたかな。オレとしてはもーちょっとフワッとさせたかったんだけど」
「細かいことは気にしなくて大丈夫だってば」
「ナルトはもうちょい気にしなさいよ……あ、ところで通知表は??」
ギクリ。
「せっかく楽しかったのになんてこと言うんだってばよーー」
「ってコトはそういう成績だったのね(やっぱり)…まぁ、後でちゃんと見せなさいよ」
>>中途半端に続きます…