宇宙刑事ギャバンStrikerS
シグナムは連結剣で受けとめた。受け止めたことにより、連結剣はレヴァンテインに戻った。その隙にギャバンは、レーザーブレードにバードニウムエネルギーを注入した!
「レーザー!ブレード!」
それを見たシグナムは、あれがギャバンの切り札だと直感した。
「それがお前の切り札か」
シグナムは再び構えなおし、ギャバンを向く。その時!ギャバンのレーザースコープが光った!
「!?」
まるで何かを感じたかのようにシグナムは1歩下がった。それを見る隊長陣とフォワード陣
「シグナム副隊長が下がった!?」
「あのシグナムを1歩下がらせるなんて・・・戦いたい」
どうやら烈はフェイトのバトルマニア(戦闘狂)に火をつけてしまったようだ。そんなことも気がつかず、ギャバンはシグナムに向かって叫んだ。
「いくぞぉ!」
その声と同時に突っ込む二人。そして二度目の剣撃が始まった。だが、このときは違った。それはギャバンが優勢だったからだ。
レーザーブレードは、バードニウムエネルギーを注入することにによって威力が向上するのだ!
「くっ!レヴァンテイン!」
このままではまずいと思ったシグナムは、一端距離をとり、レヴァンテインを鞘に戻すと、また薬莢が排出された。鞘から抜かれたレヴァンテインは、紅い炎を纏わせていた。
「ぬうっ!?」
警戒するギャバン。シグナムはそれを気にせず、炎を纏ったレヴァンテインをもって突っ込んだ。そして、ギャバンもそれに呼応し、宙返りしながらシグナムを迎え撃った!
「紫電、一閃!」
「ギャバン!ダイナミック!」
両者の必殺技がぶつかり合い、二人のいた場所は、大爆発を起こした!
「爆発した!」
「この勝負・・」
「勝ったのは・・・」
「どっちや・・・」
鑑賞席にいる全員が息を飲んで爆心地を見る。
煙が晴れると、そこには
決めポーズをするギャバンと
気絶しているシグナムがいた。
「シ、シグナムが負けた・・・」
「「「「「「す、凄い・・・・」」」」」」
その後、シグナムは直様医務室に運ばれた。
こうして、ギャバンの初の魔導師戦は、ギャバンの勝利に終わった。しかし、何故ギャバンはこの世界に転移されたのか?何故若返ったのか?まだまだ謎が多い。しかし、ギャバンはそんな事を気にせず、ただ前のみを歩いていくのだった。蒸着せよ!宇宙刑事ギャバン!
次回予告
ミッドの首都クラナガンで原因不明の殺人事件が発生。調査を開始する六課だが、それを邪魔せんと、マクーのベム怪獣が姿を現す!ベム怪獣の魔の手が六課に迫る!蒸着せよ!宇宙刑事ギャバン!次回『ベム怪獣、クラナガンに現る!』ご期待ください。
作品名:宇宙刑事ギャバンStrikerS 作家名:ピカリーノ0000