宇宙刑事ギャバンStrikerS
第3話後編 ベム怪獣、クラナガンに現る!Cパート
[テレレレレーン、テレレテテン!(アイキャッチ:スターズ分隊)]
烈が、ダブルマンを追っている頃、現場では
「あれ?なのはちゃん。烈さんは?」
「うんそれが、急用が出来たって・・・」
「こんな時に急用かいな!まったくもう!」
はやてはほっぺを膨らませたが、直にいつもの表情になり、全員を集合させた。
「えー、レリックの反応があった足跡の形状から見ると、犯人は魔法生物の一種と思われるから、皆十分『八神隊長!』な、なんやグリフィス君?」
突然、隊舎で待機していたグリフィスから、緊急連絡が入った。
『大変です!港湾施設に無数の飛行物体が飛来!湾内を攻撃しています!さらに、クラナガン都市部に怪物が出現!尚、怪物からレリックの反応をキャッチしました!』
「何やて!」
突然の連絡を聞いたはやては、すぐさま各隊に指示を出した!
「フォワード陣はクラナガン都市部に急行して未確認生物からレリックを回収!隊長陣は港湾部に急行して飛行物体を撃退や!」
「「「「「「「「了解!」」」」」」」」
そう言うと、全員は現場に急行した!
*
クラナガン都市地区
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「しゅしゅしゅしゅしゅ!」
街では、レリックによって強化されたシャコモンスターが暴れていた!
「あれがレリックの確認された怪物ね」
シャコモンスターを確認したティアナはシャコモンスターの体内にレリックの反応をキャッチした!
「もしかして通り魔事件の犯人は!」
「恐らくあの怪物ね」
「どうするティア!」
「とにかくあの怪物を倒してレリックを取り出すのよ!」
「「「うん!」」」
ティなの支持の下、スバルとエリオは、シャコモンスターに突っ込んだ!
*
ミッドチルダ港湾地区
「んはははははは!壊せ!破壊しろ!」
港湾地区では、ダブルマン率いる戦闘円盤部隊が、ならず者の如く暴れていた!
「な、何だありゃぁ!?」
「フェイトちゃん!UFOだ!」
「う、うん!」
「どう見ても親善大使ではなさそうやで」
「今はそんな事を言っている場合ではありませんよ。主」
「よおし!ほなら機動六課隊長陣!攻撃開始や!」
「「「「了解!」」」」
その号令の下、隊長陣は戦闘円盤に向かっていった!
*
その頃、ギャバンは!
「くそ!二ヶ所に現れやがったか!」
ギャバンもサイバリアンのレーダーで状況を察知していた。こうなった以上、どちらかに行かなければならない。クラナガンにはレリックで強化されたベム怪獣がおり、港湾地区には戦闘円盤部隊を率いて暴れまわるダブルマンがいるのだ。恐らく戦闘円盤部隊はなのは達が、ベム怪獣にはスバル達が戦っているのだろう。
「(なのは達なら大丈夫だが、今のスバル達じゃ今のベム怪獣には勝てない。よおし!)」
「サイバリアン!レーザースピード!」
ギャバンは、サイバリアンのスピードを上げ、クラナガンに向かった!
*
その頃!
「「「きゃぁぁぁ!」」」
「うわぁぁぁぁ!」
「しゅしゅしゅしゅしゅしゅ!」
スバル達は、シャコモンスターの攻撃に圧倒されていた!
「ティア~。どうしよ~、私たちの攻撃が全く効かないよ~」
「うっさいわねバカスバル!今作戦立ててるんだか「しゅしゅしゅしゅ!」!!!」
ティアナが気づく頃にはもう遅かった。既にシャコモンスターは、背中から光波熱線をスバル達に向けて放たれた!
「(防御魔法する暇が無い!やられる!)」
ティアナはそう思った、その時!
「バリアー!」
光波熱線は、ギャバンのバリアによって防がれた!
「宇宙刑事!ギャバン!」
ギャバンは、ポーズを決めながら名乗りを上げた。
「「「「烈さん!」」」」
「何処行ってたんですか!」
「わりぃわりぃ!ちょっとな」
「気を付けて下さい烈さん!あの怪物、レリックを飲み込んで強力になってます!」
エリオは、シャコモンスターを見ながら言った
「よし任せろ!チュウ!スパイラルキック!」
ギャバンはジャンプすると、スパイラルキックをシャコモンスターに浴びせた!
「しゅしゅっ!」
スパイラルキックをまともに受けたシャコモンスターは、若干怯んだ!
「今だ!スバル!ティアナ!」
「「はい!」」
スバルとティアナは返事をすると、スバルはシャコモンスターの前方に、ティアナは後ろに付いた!
「行くよ!ティア!」
「合わせなさいよスバル!」
二人の足元に魔方陣が現れ、同時に球体の形状をした魔力弾が現れた!
「リボルバァァァァァァ!」
「クロスファイヤァァァァァァ!」
「「シュゥゥゥゥゥゥゥト!!!!」」
前方と後方から放たれた二つの魔力弾は、シャコモンスターに直撃した!
「しゅしゅっ!」
直撃を食らったシャコモンスターは、思わずレリックを吐き出した!
「よし今だ!」
ギャバンは、今が好機とポーズを決めながら、右手を突き出した!
「レーザー!Zビーム!」
右手からレーザーZビームが放たれ、シャコモンスターに直撃すると、シャコモンスターは爆発、四散した。
「「「やったぁぁぁ!」」」
「ふぅ」
ギャバンは、シャコモンスターが倒されたのを確認すると、スバル達にある事を聞いた。
「スバル!はやて達は?」
「部隊長ならなのはさん達と一緒に港湾地区の飛行物体を・・・ああ!そうだった!」
そう、ここにきてスバル達は、隊長陣が港湾地区でまだ戦っているのに気が付いた。
「よし!少し待ってくれ!」
そう言うとギャバンは、右手を顔に近づけると、高らかにその名を呼んだ!
「超次元高速機ドルギラ~ン!」
ギャバンが叫ぶと、亜空間に待機していたドルギランが上空に出現した!
「う、宇宙船!」
驚くティアナ
「す、すごい・・・」
呆然とするキャロ
「「カッコいい!」」
はしゃぐスバルとエリオ
「皆!ドルギランに乗れ!チュウ!」
そう言うとギャバンは、足裏のロケットブースターを点火し、ドルギランに向かった!
「えっ!?ちょっどうやってってきゃっ!?」
慌てるフォワード陣に、ドルギランの牽引ビームが降り注ぎ、四人はドルギランに乗り込んだ!
「皆乗ったな!」
ギャバンが全員いるかを確認した。
「は、はい・・」
「なんとか・・」
「いたた・・」
「う~ん・・」
全員登場を確認したギャバンは、ドルギランで港湾地区に向かった!
[パララララン!パララララン!パララララン!(アイキャッチ:ギャビオン&ギャバン)]
作品名:宇宙刑事ギャバンStrikerS 作家名:ピカリーノ0000