機動戦士ガンダムRS 第3話 崩壊の大地
サオトメは、配色が白色に変わったガンダムにショットランサーのマシンガンを撃った。
しかし効果が無い。
その直後地表で爆風がおきその爆風から白亜の強襲揚陸艦が現れた。
サオトメは、その強襲揚陸艦に戦慄を感じた。
「アーガマ?」
それは、「不沈艦」を豪語するコロニー軍の強襲揚陸艦のアーガマにそっくりだった。
※
キラは、何とかランチャーストライカーパックを装備できた。
ランチャーストライカーパックを装備するとモニターにランチャーストライカーパック専用の武器の「アグニ」が表示された。
「ビーム兵器?」
キラは、マン・マシーンがマシンガンを撃ってきたのでフェイズシフトアップした。
※
フラガ大尉もその白い強襲揚陸艦を見た。
「戦艦?
コロニーの中にか」
しかしフラガ大尉が持っていた情報は、「G」のみだったためアークエンジェルは知らなかった。
※
ミゲル中尉は、その白い強襲揚陸艦を見て表情を安堵した。
「アークエンジェル。
無事だったのか」
※
アークエンジェルは、どこも損傷しないでコロニー内に出た。
「開口部を出ました。
コロニー内部に侵入」
ノイマン軍曹が無事コロニー内に出たことを報告した。
「モルゲンレーテが大破。
ストライクが帰投中、いや戦闘中です」
ジャッキー伍長の報告にラミアス艦長の表情が厳しくなった。
直後マン・マシーンが近づいているのにラミアス艦長が気づいた。
「回避。
面舵」
ラミアス艦長の命令にノイマン軍曹が操舵を行った。
それによってショットランサーのマシンガンを全弾回避できた。
※
サオトメは、ショットランサーのマシンガンでアーガマもどきを攻撃したが回避された。
しかし今は、ガンダム破壊を優先しているためそのまま白いガンダムに近づいた。
「正体不明の装甲よ。
これは、どうだ」
サオトメは、ショットランサーのランス部分をレールガンとして白いガンダムの四肢に向かって撃った。
これは、強度がある実体式シールドを容易に貫く程度の威力を有している。
そのためいかにガンダムといえど四肢にランス部分を命中させれば破壊できると考えた。
見事ランスは、白いガンダムの右膝に命中し爆発した。
しかし白いガンダムの装甲は、ランスすら弾いた。
「おいおいマシンキャノンは、おろかランスすら弾いちまうのかよ」
サオトメは、白いガンダムの装甲の強度にただただ驚くしかなかった。
※
マン・マシーンがランス攻撃をしてきた。
これは、レールガンと同等の速度でありビーム攻撃と比べればかなり遅い。
これが熟練者であれば何とかよけられたかもしれないが素人であるキラにそんな芸当は、不可能である。
そのためランス攻撃が命中した。
ランスは、右膝に命中してストライクガンダムは倒れそうになったがキラは何とか踏ん張らせた。
※
ラミアス艦長は、攻撃すべきだと考えた。
「艦尾ミサイル発射管、7番から10番まで発射準備。
目標、敵マン・マシーン」
ラミアス艦長の命令で艦尾ミサイル発射管が展開した。
「レーザー誘導。
間違えてもシャフトや地表に当てないで」
ラミアス艦長がダリダ伍長に命令したがほぼ不可能な命令だった。
「撃て」
ラミアス艦長の命令とともに艦尾ミサイルが4発発射された。
※
サオトメは、それを確認した。
「正気か?」
サオトメは、1発を60mmバルカン砲で迎撃し残り3発をシャフトに命中させ回避した。
そのためシャフトは、多大なダメージを被った。
※
その光景を見たミリアリアは、悲鳴をあげた。
※
その光景は、キラも見ていた。
「冗談じゃない」
このままあのマン・マシーンがいては、ヘリオポリスの被害が増えるばかりである。
キラは、アグニをストライクガンダムに構えさせるとマン・マシーンに照準を合わせた。
※
それを見たミゲル中尉は、慌てふためいた。
「待て。
それは」
全て言う前にキラは、アグニを発射した。
アグニからは、想像を絶する高出力ビームが発射された。
※
サオトメは、白いガンダムの持つビーム兵器がどれほどの火力を持っているかを調べるためわざと照準にロックされた。
しかしすぐにそれが判断ミスだとわかった。
そのビームをメガビームシールドで防いだがその威力は、コロニーに穴をあけるには十分だった。
しかも白いガンダムは、それをあろうことか連射してきた。
「クソ。
ここが地球と陸続きでは、無いとわかってないのか」
サオトメは、ガンダムサイガーをシグーハイマニューバに接触させ直接回線を開いた。
「クルーゼ。
あの新型モビルスーツの攻撃を止めてくれ。
あれは、ヘリオポリスに穴を開けるには十分すぎる威力を持つ。
こっちも見返りに撤退する」
「わかった」
サオトメの必死の願いにクルーゼも少し考えたが了承した。
クルーゼが白いガンダムに接触し白いガンダムは、攻撃をやめた。
それを見たサオトメは、撤退した。
「モビルスーツにあれほどの火力を持たせるとは」
サオトメは、退く最中白いガンダムの恐るべき火力と性能に気を引き締めた。
※
クルーゼ中佐は、ガンダムサイガーが接近してくるのを見てとどめをさしにきたのだと思った。
しかしサオトメが行ったのは、接触回線だった。
「クルーゼ。
あの新型モビルスーツの攻撃を止めてくれ。
あれは、ヘリオポリスに穴を開けるには十分すぎる威力を持つ。
こっちも見返りに撤退する」
一瞬クルーゼ中佐は、罠かと思ったがコロニー生まれでコロニー育ちのナチュラルがそんな罠を言うのかと思った。
しかも相手は、コロニー軍きってのエースのアツシ・サオトメである。
クルーゼ中佐は、少し迷ったが決意した。
「わかった」
クルーゼ中佐は、ストライクガンダムの許に急いだ。
そしてアグニの銃口を左手で下に下げた。
「おい、パイロット。
アグニでの攻撃をやめろ。
それは、ヘリオポリスに穴をあけるほどの破壊力を持っている。
すぐに攻撃をやめろ」
「え?
でもマン・マシーンが」
クルーゼ中佐には、その声がひどく幼く聞こえた。
クルーゼ中佐は、先のサオトメの約束が真実か確認した。
するとガンダムサイガーは、撤退した。
「もうマン・マシーンは、撤退した」
パイロットから戦闘オーラが消えた。
※
キラは、アグニを構えマン・マシーンをロックオンしアグニを撃った。
しかしビームシールドで防がれた。
「クソ」
キラは、その後もアグニを連射するもビームシールドでことごとく防がれてしまう。
すると1機の友軍機にマン・マシーンが接触した。
キラは、援護しようと思ったが戦闘を行っているようには見えなかった。
困惑したキラは、アグニを撃てなかった。
そしてその友軍機がこっちに近づいてきた。
しかし効果が無い。
その直後地表で爆風がおきその爆風から白亜の強襲揚陸艦が現れた。
サオトメは、その強襲揚陸艦に戦慄を感じた。
「アーガマ?」
それは、「不沈艦」を豪語するコロニー軍の強襲揚陸艦のアーガマにそっくりだった。
※
キラは、何とかランチャーストライカーパックを装備できた。
ランチャーストライカーパックを装備するとモニターにランチャーストライカーパック専用の武器の「アグニ」が表示された。
「ビーム兵器?」
キラは、マン・マシーンがマシンガンを撃ってきたのでフェイズシフトアップした。
※
フラガ大尉もその白い強襲揚陸艦を見た。
「戦艦?
コロニーの中にか」
しかしフラガ大尉が持っていた情報は、「G」のみだったためアークエンジェルは知らなかった。
※
ミゲル中尉は、その白い強襲揚陸艦を見て表情を安堵した。
「アークエンジェル。
無事だったのか」
※
アークエンジェルは、どこも損傷しないでコロニー内に出た。
「開口部を出ました。
コロニー内部に侵入」
ノイマン軍曹が無事コロニー内に出たことを報告した。
「モルゲンレーテが大破。
ストライクが帰投中、いや戦闘中です」
ジャッキー伍長の報告にラミアス艦長の表情が厳しくなった。
直後マン・マシーンが近づいているのにラミアス艦長が気づいた。
「回避。
面舵」
ラミアス艦長の命令にノイマン軍曹が操舵を行った。
それによってショットランサーのマシンガンを全弾回避できた。
※
サオトメは、ショットランサーのマシンガンでアーガマもどきを攻撃したが回避された。
しかし今は、ガンダム破壊を優先しているためそのまま白いガンダムに近づいた。
「正体不明の装甲よ。
これは、どうだ」
サオトメは、ショットランサーのランス部分をレールガンとして白いガンダムの四肢に向かって撃った。
これは、強度がある実体式シールドを容易に貫く程度の威力を有している。
そのためいかにガンダムといえど四肢にランス部分を命中させれば破壊できると考えた。
見事ランスは、白いガンダムの右膝に命中し爆発した。
しかし白いガンダムの装甲は、ランスすら弾いた。
「おいおいマシンキャノンは、おろかランスすら弾いちまうのかよ」
サオトメは、白いガンダムの装甲の強度にただただ驚くしかなかった。
※
マン・マシーンがランス攻撃をしてきた。
これは、レールガンと同等の速度でありビーム攻撃と比べればかなり遅い。
これが熟練者であれば何とかよけられたかもしれないが素人であるキラにそんな芸当は、不可能である。
そのためランス攻撃が命中した。
ランスは、右膝に命中してストライクガンダムは倒れそうになったがキラは何とか踏ん張らせた。
※
ラミアス艦長は、攻撃すべきだと考えた。
「艦尾ミサイル発射管、7番から10番まで発射準備。
目標、敵マン・マシーン」
ラミアス艦長の命令で艦尾ミサイル発射管が展開した。
「レーザー誘導。
間違えてもシャフトや地表に当てないで」
ラミアス艦長がダリダ伍長に命令したがほぼ不可能な命令だった。
「撃て」
ラミアス艦長の命令とともに艦尾ミサイルが4発発射された。
※
サオトメは、それを確認した。
「正気か?」
サオトメは、1発を60mmバルカン砲で迎撃し残り3発をシャフトに命中させ回避した。
そのためシャフトは、多大なダメージを被った。
※
その光景を見たミリアリアは、悲鳴をあげた。
※
その光景は、キラも見ていた。
「冗談じゃない」
このままあのマン・マシーンがいては、ヘリオポリスの被害が増えるばかりである。
キラは、アグニをストライクガンダムに構えさせるとマン・マシーンに照準を合わせた。
※
それを見たミゲル中尉は、慌てふためいた。
「待て。
それは」
全て言う前にキラは、アグニを発射した。
アグニからは、想像を絶する高出力ビームが発射された。
※
サオトメは、白いガンダムの持つビーム兵器がどれほどの火力を持っているかを調べるためわざと照準にロックされた。
しかしすぐにそれが判断ミスだとわかった。
そのビームをメガビームシールドで防いだがその威力は、コロニーに穴をあけるには十分だった。
しかも白いガンダムは、それをあろうことか連射してきた。
「クソ。
ここが地球と陸続きでは、無いとわかってないのか」
サオトメは、ガンダムサイガーをシグーハイマニューバに接触させ直接回線を開いた。
「クルーゼ。
あの新型モビルスーツの攻撃を止めてくれ。
あれは、ヘリオポリスに穴を開けるには十分すぎる威力を持つ。
こっちも見返りに撤退する」
「わかった」
サオトメの必死の願いにクルーゼも少し考えたが了承した。
クルーゼが白いガンダムに接触し白いガンダムは、攻撃をやめた。
それを見たサオトメは、撤退した。
「モビルスーツにあれほどの火力を持たせるとは」
サオトメは、退く最中白いガンダムの恐るべき火力と性能に気を引き締めた。
※
クルーゼ中佐は、ガンダムサイガーが接近してくるのを見てとどめをさしにきたのだと思った。
しかしサオトメが行ったのは、接触回線だった。
「クルーゼ。
あの新型モビルスーツの攻撃を止めてくれ。
あれは、ヘリオポリスに穴を開けるには十分すぎる威力を持つ。
こっちも見返りに撤退する」
一瞬クルーゼ中佐は、罠かと思ったがコロニー生まれでコロニー育ちのナチュラルがそんな罠を言うのかと思った。
しかも相手は、コロニー軍きってのエースのアツシ・サオトメである。
クルーゼ中佐は、少し迷ったが決意した。
「わかった」
クルーゼ中佐は、ストライクガンダムの許に急いだ。
そしてアグニの銃口を左手で下に下げた。
「おい、パイロット。
アグニでの攻撃をやめろ。
それは、ヘリオポリスに穴をあけるほどの破壊力を持っている。
すぐに攻撃をやめろ」
「え?
でもマン・マシーンが」
クルーゼ中佐には、その声がひどく幼く聞こえた。
クルーゼ中佐は、先のサオトメの約束が真実か確認した。
するとガンダムサイガーは、撤退した。
「もうマン・マシーンは、撤退した」
パイロットから戦闘オーラが消えた。
※
キラは、アグニを構えマン・マシーンをロックオンしアグニを撃った。
しかしビームシールドで防がれた。
「クソ」
キラは、その後もアグニを連射するもビームシールドでことごとく防がれてしまう。
すると1機の友軍機にマン・マシーンが接触した。
キラは、援護しようと思ったが戦闘を行っているようには見えなかった。
困惑したキラは、アグニを撃てなかった。
そしてその友軍機がこっちに近づいてきた。
作品名:機動戦士ガンダムRS 第3話 崩壊の大地 作家名:久世秀一