神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話
一方、なのは達は学校生活がいろいろ忙しい。
そろそろ部活の方を決めないといけない訳だが、一旦入ってしまえば簡単に辞める事も休む事も出来なさそうだ。
特にフェイトとはやては管理局の仕事がある。週に1~2日休む事もざらだった。
簡単に休めるように文化系を選ぼうと思ったのだが、なかなか良い部活がない。
アリサとすずかは理事長、副理事長の仕事があるとかで部活動の時間をこれに当てている。
その為、部活は免除だ。
「どうしよう?困ったね?」
はやてとフェイトに相談する。
「5人集めれば同好会としてやって行く事が出来るんやけどなぁ」
「5人?」
「名前だけ貸して貰おうよ、ありさちゃん達に」
「で、どんな同好会にするの?」
「おっぱい研究会や!」
「却下!」
「なんで~酷いわぁ」
即答で却下するフェイトそれは当たり前だろう?
「くびれ研究会」
「却下、なんでそうエロい方に行くかな?」
「案外それ良いと思うよ、くびれって言うかダイエット研究会とかエクササイズ研究会とか言う名前にして美しいくびれを作る為のエクササイズを研究するって言うのは案外説得力のある理由じゃないかな?」
「なるほど、それだったら私も入りたいな」
「そうだよね?フェイトちゃん最近ちょっと貫禄出てきたもんね?」
そう言ってフェイトのお腹を摘む……摘めてしまった。
「アウッ」
思わず赤くなるフェイト、最近ダイエットを始めようと思っていたのだ。
「じゃあ、名前は何にする?」
「くびれ研究会!」
「エクササイズ研究会」
「フィットネス研究会」
「それ行こう!」
と言う訳で、フィットネス研究会と言う事になった。
後は部室と顧問の先生だね。
「2組の一乃蔵先生は?まだ新任やし顧問の部活はない筈や?」
まず、アリサに了解を取ってそれから職員室に行く。
「ぁ、それなら私も入りたい」
アリサとすずかも部員に加わった。
そして一乃蔵先生もあっさりとOKしてくれた。
一乃蔵先生:一乃蔵 すず音 22才 中等部1年2組の担任である。
因みになのは達は1年1組、各学年とも4組まである。
何とか同好会として形が出来上がった。
部室も確保した後は活動するだけだ。
後は活動を開始するばかりだ。
だがここに嬉しい誤算があった。
やはりくびれに憧れがあったのだろう、他に5人の女子が加わった。
もう5人増えたら、完全に部として独立できる状態だ。
まあ同好会の為予算は付かないが、成果を学祭で発表する事とした。
「成果ってどうするの?」
「うーん、まず水着になって体型チェックや!」
「そうだね、ついでに写真も撮ってビッフォー・アフターで比べられるようにしよう」
こうして、同好会活動は始まった。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話 作家名:酔仙