神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話
翌日、水着持参で体型チェック、既にかなりくびれが出来ている
なのはとはやては羨望の眼差しで他の8人から見られていた。
いや、先生からもそう見られていた。
(こ、これはチャンスかも?)
そう思うすず音先生だった。
活動が始まってすぐ二人ほど筋肉を痛めてしまう事態に
なのは達は困ってしまった。
家で士郎に尋ねると、
「この馬鹿者っ!」
と一括されてしまう。
なのは達とすれば家でも学校でも腹筋・背筋を鍛える事が出来て一石二鳥
の筈だったのだがやるまでの手順が間違っていたのだ。
士郎が学校まで出向いて謝罪すると正しい手順と新しいメニューを追加したやり方を教えてくれた。
まず、とにかく入念なストレッチを行ってからトレーニングする事、ストレッチを怠ると簡単に肉離れを起こすと指摘された。
そう、なのは達はストレッチをせずにトレーニングをしていたのだ。
これが怪我の原因だった。
幸いにして一週間ほどで治る見込みなので大したこと無くて良かったと胸を撫で下ろした。
「ぁ、フェイトちゃんて意外に柔らかい!」
フェイトにすずかは意外なほどに体が柔らかかった。
あのキツイ股割りをいとも簡単にクリアしていたのだ。
アリサはもう少しでクリアなのはとはやても最近クリアできるようになった所だ。
他の部員達もまだクリアできないがそれでも始めた頃になのはに比べて、
意外と体が柔らかい子が多かった。
士郎は密かに思った。
(よし、出来る事なら全身桃色筋肉になるまで鍛えてやる!)
そして密かに地獄メニューの作成に取りかかった。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話 作家名:酔仙