神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話
第42話 優しいKiss
2月も後数日で終わろうかと言う日、なのはは安田記念病院にいた。
今回の検査以降、半年に一度の検査となる。
早く完治宣言して欲しい所だ。
いつもより入念に行われる検査、大丈夫なのだろうか?
「順調だね、この分なら半年後には完治宣言出来そうだ」
テル先生はそう言った。
しかし、その後非常に厳しい顔をする。
そして付き添いの桃子が呼ばれた。
「お母さん、これはなのはちゃんの将来に関して何ですが、
将来なのはちゃんが結婚しても子供を望まない方がよいかと思います」
それは二人にとっていきなり奈落の底へ突き落とされたような一言だった。
「将来出産時にかかる負担になのはちゃんの心臓は耐えられないかも知れません。出来る事なら諦めた方が良いかも知れないのです」
そう、あれだけのダメージを与えられた心臓は将来に渡って、なのはを苦しめる事になった。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~41-48話 作家名:酔仙