二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話

INDEX|21ページ/28ページ|

次のページ前のページ
 

 一方、夜の稽古もきつさを増している。
一応、剣道の防具を付けている物の木の棒である。
叩かれれば滅茶苦茶痛い。
「何で杖術が必要なの?」
「まだ気が付かないか?その杖(じょう)の長さ何かに似てないか?」
 そう5尺二寸(157Cm)の杖(じょう)は、レイジングハートとほぼ同じ長さだった。
「特になのはとはやてちゃんは接近戦がからきしダメなんだ。
だから、接近戦でも自分の武器を使って絶対負けないだけの術を身に付けさせようと思っている」
 それぞれ型を教えられその型をどう使うのかを実践的に叩き込まれる。
ただ武器の型というのは思ったより数が少ない、それだけに覚える事は比較的楽だった。
 意外だったのは剣術で剣道の様な激しい打ち込みをしない。
大きくゆっくりと柔らかな技の運びをする独特の剣術、それで居て早く激しい動きにも対応してしまう不思議な剣だった。
「何故、こんなにゆっくり動いているのに早い剣にも対応出来るのか?」
「分からないか?腕の捌きと腰の捻りだよ、素手の時の御式内だと考えれば分かるだろう?」
 シグナムの疑問はそれで解けた様だ。
つまり剣を持った状態で御式内をやっているのと変わらないのだ。
理解すれば、飲み込みは早かった。
 フェイトもまた両手で剣を持って御式内をしているのだと、そう考えるとかなり速いペースで技を覚えていく。
 そうやってだんだんと新しい技を覚えるなのは達だった。
 この所は1日おきに杖術と御式内の技の伝授が続いている。
でもまだ武器を使っての試合はやらせて貰えない。
まあ、危険すぎるという事はなのは達も分かっているので文句はない様だ。
 ただ今のペースなら年末には技の伝授が全て終わりそうで、もしかしたら、管理局への仮復帰も年明けには出来そうだとそう確信するなのはだった。