神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話
第78話 学園祭前夜
学園祭まで後10日、フィットネス研究会は既に準備を終えていた。
クラスの方はまだ出すメニューを決めかねていた。
一応飲み物はホットコーヒー、紅茶、オレンジジュース、コーラ、キャラメルミルク、ウーロン茶で落ち着いた。
外にコーラフロート、バニラアイス、とここまでは良かった。
食べる物メニューが決まらないのだ。
ケーキやシュークリームなど別々に作っていると結構面倒くさい。
かと言って既製品では高く付く、これをどう解決するか?
「サンドイッチや、総菜系とスウィーツ系と作れば、それだけでかなりメニューが稼げるで?」
「カツサンドなんかのカツは業務用に安いのがあるよ」
流石は洋食屋こういうアドバイスは結構ナイスだ。
「何か一品はスウィーツを手作りしたいな」
そう言うなのはの提案に関してシュークリームを作る事になった。
「食事系メニューをどうするかだよね?」
「業務用ならハンバーグの安いのがある」
「そのアイディア頂きなのそれからパスタも結構楽なの」
パスタは業務用の冷凍麺が使いやすい、お湯に通せば速攻で茹で上がるし、その後ナポリタンにするなりたらこスパにするのが簡単で早いのだ。
特に簡単のなのはたらこスパ、茹で上がった麺にオリ-ブオイルを振ったらたらこ振掛けを掛けて和えたら出来上がり、三つ葉と刻み海苔を載せれば完璧だ。
こうして、メニュー決めも終わり、
食器セットなどのレンタルの手配も終了した。
後は食材の仕入れと仕込みだけである。
残り一週間なのは達はそれなりに忙しい日々を送っていた。
特に休日シュークリームとキャラメルミルクの作り方を桃子から教わるなのは、まだお店の味には届かないけれどそれでもかなり美味しい物が作れる様になってきていた。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話 作家名:酔仙