神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話
迎えた開始時間、外部からの客がどんどん入ってくる。
流石にいきなり喫茶店に入る人は居ないので最初1時間ぐらいは暇だったりする。
「これはいけないわね、アレをやりましょうか?みんなこれに着替えて」
アリサが出したのは系列のファミレスで使っている制服だった。
オレンジのミニスカに白のシャツ赤いリボンネクタイやたらと胸の強調されたデザインの制服だった。
「こんなのも有りますわよ」
すずかが取り出したのはメイド服、ファリン達が使っている奴だ。
流石に制服効果すぐに教室は客で一杯になる。
それからお昼過ぎまで戦場と化す厨房、そんな中見知った顔が遊びに来る。
「お兄ちゃん!」
フェイトが思わずそう叫んだ。
来ないと思っていたクロノが遊びに来ていたのだ。
「えっ、あの人フェイトちゃんのお兄さん?」
「なんか凄い、いい男」
などと回りの女子から声が上がる。
「はやて~遊びに来たぞ~」
ヴィータだった、後ろからシグナムとリィンもフルサイズモードでやってきた。
「お、ヴィータよう来たなぁ」
「ねえ、あの子達ってはやてちゃんとどう言う関係?」
「ん~、居候で共同生活者……かな?私もみんなも早くに親を亡くしてるから一緒に生活しとるんよ」
「……ごめんなさい、なんか悪い事聞いた……」
一気にブルーになる女子数名、しかしはやては気にしていない様だ。
「ユーノ君!」
なのはが驚いている。
呼んでいなかったはずなのにどうしてここに来たのだろう?
実はここにユーノを呼んだのははやてだった。
外にもシグナム達や、クロノを呼んだのもはやてだったりする。
「ユ、ユーノ君、どうしてここに?」
ユーノを前に真っ赤になるなのは回りの女子がすぐに気付いてしまった。
これは何かあると……
「ねえねえ、なのはちゃん?その子とどう言う関係?」
「あ、あのですねぇ、その……」
真っ赤になるなのは囲まれてしまえば逃げる事も出来なかった。
「もしかして、なのはちゃんの彼氏?」
「そそそその……」
「ええやん、言ってまえ!彼氏ですって両家公認の婚約者ですって」
はやての爆弾発言に回りの視線が一気になのはに集中する。
もう言い逃れ出来ない真っ赤になって黙ってしまう。
完全にオモチャだった。回りの女子から弄られまくる。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話 作家名:酔仙