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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話

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 その隙にはやては教室へやって来る。
教室ではフェイトと数名の不良学生とおぼしき連中が睨み合っていた。
どうやら最近流行の学園祭荒らしらしい。フェイト他何人かの女子にお触りしたり、料理にけちを付けて金を払わない、それどころか、大暴れして学園祭その物を台無しにしてしまうとんでもない連中だった。
「ほう、私の作った料理にケチを付けるとはええ度胸やな?」
 そこに割って入ったのははやてだった。
「なんだ?てめえは」
「ええ加減にしないと、痛い目見るで?」
「はは、何を言ってるんだよ?俺たちに勝てると思ってるのか?
このチビ助が、胸だってまだ無いみたいだしな」
 彼は言っては成らない事を口走ってしまった。
 ズンッ
 建物が揺れる様な大きな衝撃、彼は床に突き刺さっていた。
残り4名、言葉もなかった。
 今目の前で起きた事が信じられなかった。
まさか年下の殆どお子様にぶん投げられて一人が伸されたなんてとても信じられなかった。
「さて次は誰かな?」
「この野郎!」
 一人が殴りかかって来るがはやての思う壺だった。
小手捻りが炸裂し彼は顔から壁にめり込んだ。
「このガキ、何かやってやがる!」
 一瞬膠着状態に入る。
 この時回りは騒然としていた。
なのはにとってそれはそこから逃げ出すチャンスでもあった。
 騒ぎは1-1の教室からだった。
はやてと不良高校生が睨み合っていた。
「ぁ、はやてちゃんずるい!私の分もとっておいてよ!」
「ダメや、こいつらは私にケンカを売ったんや、きっちり伸してやらんと買った意味がない」
「まあ、逃げださんように見張っててくれるのは嬉しいけどな」
 もう完全に袋のネズミだった。
彼らはこの学園祭潰しに来た物の入った所が悪かった。
しかも最もケンカを売っては成らない人物にケンカを売ってしまった。
 でも、まだそれに気付いていない様だ。一人が特殊警棒を取り出した。
それで殴りかかろうとしたが居取りの餌食だった。
さっきと同じように壁にめり込む、
「お、大人しくしろ!こいつを刺すぞ!」
 そう言って一人がナイフを突き付けたのはフェイトだった。
 ズンッ
 次の瞬間フェイトの強烈な背負い投げが炸裂する。
彼は頭から床に叩き付けられた。
 そう彼らにとって誤算だったのははやてだけでなく他にも使い手が居た事だった。
「あーあ、アホくさ、この程度のザコじゃ練習にもならんわぁ、なあ、残っとるのはあんただけやしどうする?仲間ぁ見捨てて逃げるか?この場で伸されるか?どっちがええ?」
「舐めるな!」
 彼の拳が伸びてくる。
どおやらボクシングをやっている様だ。でも簡単に避けられる。
ステップを刻む瞬間何をして来るか?簡単に読まれていた。
次の瞬間はやては踏み込んで来る。その足に強烈な蹴りを入れていた。
御式内独特の踵蹴り、出した足の膝を蹴られた瞬間彼は膝を押さえて崩れ落ちた。
 彼はその瞬間ボクサー生命を断たれていた。
半月板粉砕骨折もう右足を使う事は出来なかった。
 こうして彼らは警察に引き渡され学園祭荒らしは未遂に終わった。
ただ、はやては危険な事をしたと後から先生に随分絞られた様だ。

 こうして学園祭は無事に終了した。
ただ、なのはは一件落着した後にまた弄られる結果となった。
そして認めたユーノと付き合っている事を。

「ただいまー」
 帰宅するとそこにはまだユーノが居た。
「ユーノ君、明日暇?」
「うん、暇だ」
「じゃあ、明日どこかに遊びに行こう」
 この所、デートする暇さえなかった二人、
久しぶりにデート出来そうだ。