神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~81-90話
士郎達が走り去った後なのはは目標のビルの屋上に飛んできた。
そして足下に向けて特大の1発を発射する。
「ディバイ~~~~~~~~~~ン・バスタ~~~~~~~~~~~~!」
ビルの屋上から放たれた一撃はビルのど真ん中を打ち抜いて地下まで深い穴を空けた。
その穴へ向かって回りからビルが崩れていく、あっという間に更地だった。
士郎達の後ろでビルが崩壊していく、それは本当に一瞬の出来事だった。
「な、なのはちゃんってかなり過激なのね?」(夏織
「じゃあそろそろ俺たちも行くぞ!」
それから1時間、あちこちでしていた銃声が止み、数名の幹部とボスが逮捕されていた。
まずは香港警察で「龍(ロン)」との関係を厳しく取調べ、その後ICPO経由で重要参考人を次元航行隊に引き渡す事が決定した。
こうして僅か2時間で作戦は終了した。
一方、上空のアースラもまた2隻の海賊戦艦を砲撃戦の末に撃破していた。
今は、香港警察による後片付けが続いている。
まあこれで当分の間は高町家に刺客を送ってくるようなことはないだろう?
三合会は完全に壊滅したのだから。
「まあ、これで良く分かっただろう?警察関係の仕事に就けば、犯罪組織の殲滅なんて事も業務の内だ必ず命のやり取りをする事になる。よく覚えておきなさい」
こうして高町家による年末の大掃除が終了し、裏社会が少しだけ平和になったのだった。
「ぁ、しまったお買い物してくるの忘れた」
香港は日本より物価が安い。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~81-90話 作家名:酔仙