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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第60話

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  少女の声 「そこのお兄さん達っ!!!今すぐ下がってっ!!!」

  勇士朗たち 「は??!」

  突如聞こえた少女の声。その刹那、勇士朗たちの前に一人の少女が勇士朗たちを飛び越えて着地した。

  水色の髪の毛の少女は手をかざし、紋章のようなものを浮かばせる。すると少女は次元の穴を広げた。魔法とも言うべき力をその少女は有していた。

  謎の少女 「ここから先は危険だよ!!あたしが彼女達を連れ出すまで絶対に入らないで!!!」

  光 「き、君は一体??!それにこれって・・・・ま、魔法??なんちゃって・・・。」

  ジョーダンではないが、冗談交じりにそういって見せる光。すると少女は冷静な視線で光をみた。

  謎の少女 「察しがいいね・・・お兄さん。そう、これは魔法だよ!!そしてこの奥にいるのは、魔女っっ・・・!!!」

  勇士朗 「魔女??!」

  蓮 「魔女っ子少女キター!!!って、マジであるのかよ??!」

  涼 「でもでも、蓮先輩!宇宙警察があるくらいだから・・・。」

  蓮 「むー???ベクトルが違う気が・・・。」

  光 「オジャマジョドレミ??!!宅急便!!?ドラクエ??!!リリカルなのは??!」

  俊 「バカたれ!!!だが・・・・魔女って・・・・あの魔女じゃないよな・・・???」

  謎の少女 「世間一般にイメージされてる魔女と一緒にしないで!!一般人が入れば・・・殺される!!!再度通告!!あたしが出て来るまで絶対に入らないで!!!お願いだから・・・!!!」

  そういうと、少女は異次元の奥へ駆け出していった。目の前の事態に呆然とする勇士朗たち。異星人や異星生物と闘ってきた彼らだが、流石に異次元の敵は初であった。あげくにその「魔女」と呼ばれる存在を把握していると思われる少女との遭遇。

  だが、入るなといわれて入るのが世の常。不敵な表情を浮かべて勇士朗たちは拳を握り締めてかざす。

  涼 「ど、どうするんです?!!あのコ、行っちゃいましたよ!!!」

  蓮 「いくしかねーな!!それにな〜涼!!アクセントいじるとすんごいイヤラシク聞こえるぞ!!!今の言葉!!!」

  涼 「先輩・・・・今そんなこと言ってる場合じゃ・・・。」

  光 「でも、ま・・・・なめてもっらちゃーこまるなー、あのおじょーちゃん・・・。」

  俊 「ああ・・・俺達には・・・・。」

  勇士朗 「闘う力があるっっ!!!いくぞっっ!!!異次元の敵に勇者の力をブチ込む!!!」

  未知なる異次元へと飛び込む勇士朗達。今、高校生勇者達の新たな戦いが始まろうとしていた。


  つづく