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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第2話

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仕事が始まった。

「殺しの的は、アルバトロス社の現社長、副社長、専務、そして警備係2名や」
「警備係の二人は、どうしても俺にやらせてくれ」
 ザフィーラはそう言った。
「じゃあ私は社長だな」
 シグナムが答える。
「じゃあ私は副社長を」
 シャマルはそう答える。
「あたしは専務だな」
 ヴィータがそう言う。
「リィンとアギトはお留守番な」


 翌日の夜、社員達が帰った頃、彼らは社長室で悪巧みをしていた。
「この会社もだいぶ売り上げが落ちてきたし、そろそろ売り払ってまたどこかを乗っ取るか?」
「良いですな、社長!」
 その時だった、窓ガラスを割って石が投げ込まれる。
 警備員が二人、外に飛び出してくる。
待ちまえていたのは、ザフィーラだった。
 この警備員、違法魔導師だった。
強力な直射砲撃を二人で撃ってくる、しかし、そんな物は盾の守護獣ザフィーラには通用しない。
簡単に弾いて、相手を威圧する。
「鋼のくびき!」
 強烈な、目に見えない何かが通り抜けた瞬間、彼らの両足は切断されていた。
「おい、この程度だと思うなよ」
 二人の顔面を掴むと自分の顔の高さまで持ち上げる。
「お前らには、あの子が残した恨みがたっぷりあるんだ、じっくり味わって死ね」
 そう言うと、両手に力を込め始めた。
 ミシッ、ミシッと頭蓋骨がきしむ音がする。
「やめ……たすけ……」
 グシャ
 脳みそをぶちまけて二人は死んだ。
 それを見ていた社長達が逃げようとする。
 一番初めに廊下に出たのは、専務だった。
しかし、廊下の先で一瞬にして殺された。
脳天には、例の如く四角い穴が空いていた。
 副社長は反対方向へ逃げていた。
だが、彼の首にいつの間にか、糸の様な物が巻き付いてくる。
一瞬にしてそれは絞まった。
「ぐっ、がっ」
 シャマルの手から伸びたワイヤーが彼の首を捉えていた。
彼女はそのワイヤーを勢いよく引き抜いた。
瞬間、彼の首は頸動脈まで引き裂かれ、派手に血の海を作ってそこに沈んだ。
 

 カツーン、カツーン、
 社長室に向かって歩いてくる者が居る。
社長は、言いしれよう無い恐怖に囚われていた。
机の引き出しに隠した拳銃を取り出す。
 足音がドアの前まで来た時、銃を乱射する、15発撃ち尽くした。
しかし、ドアが開いた時、そこには誰もいなかった。
 遅れて入ってきた女が剣を抜く、その剣を社長の胸に突き付けると、ゆっくりと押し込む様に突き立てた。
「貴様みたいなのが居るから、泣かなきゃならない人間が減らないんだよ」
 彼女が剣を引き抜いた時、仕事が完了した。