必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第6話
それでも、納得の行かないはやては、レティに何度か処分を申し出たが、アレは人質救出の為に、やむを得なかった事だと言われた。
あの子供達は、遺伝子操作で生み出されたクローンである事も告げられ、管理局の孤児保護施設に引き取られたと、教えられた。
「じゃあ、このお金はどうしたらいいですか?」
「貰っておきなさい、敵を討った正当報酬だと思えばいいでしょう」
「ええっ?」
「これを見なさい」
それは、ネット放送の97番世界特集だった。
必殺仕事人と言う番組だった。
「まあ、考え方はこれと同じです、どおせ返す当てもないんだから、ぱあっと使ってやった方が良いのです」
処分のない事をシグナム達に伝えると、あのお金を分け始めた。
「なあシグナム、私はこの先どおしたらええと思う?」
「判りません、ただ、私はあなたの騎士です、あなたが行く所どこへでもお供させて頂きます」
「もしそれが地獄でもか?」
「はい、喜んで」
「ええよ判った、どんな地獄だってシグナムが一緒なら怖い事あらへん、一緒に地獄に堕ちよう」
こうして、ミッドチルダに必殺仕事人が誕生した。
彼女たちは戦い続ける、不当な暴力に泣く人たちの為に
第6話 完
作品名:必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第6話 作家名:酔仙