新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第66話
第66話 「襲い掛かる犯罪(バイオレンス)」
東京都内の荒川に面した夜間の都市部。ここに所属不明の大型ロボットが上陸していた。バイソンのような頭部を持った二足歩行型の重ロボットだ。
目に匹敵する部分からレーザー光線を放って街を破壊する。
ビギュイイイイイイイイイイイッッ!!! ディギャガアゴオオオオオオッッ!!!
浅い時間帯の夜だった為、その被害は大きく及ぶ。
ハカイジュウ大災害以降、全世界に有名になったブレイヴフォースのロボットは、技術面的に見ても驚異的なものであり、中枢都市である東京は皮肉にも各国のマッドサイエンティストの狙いの照準となってしまったのだ。
誰もが、我が技術こそが至高と信じて疑わない者たち。災害の解決の後、一部の人類が敵となる皮肉な結果だった。
バイソン型ロボットは腕をかざし、フィンガーミサイルランチャーを撃ち飛ばす。これにより、破壊される歩行者天国。
ドォドォシュウウウウウウ・・・・ドォドォギャゴゴオオオオンッッ!!!
別の箇所にも赤と黄色のツートンカラーの二足歩行ロボットが上陸。棍棒を模したロッドを手にビル群を叩き潰す。
バギャギャギャガガガガアアアアアンッッ!!!
更に鉄球のような頭部が飛び出し、ビルを砕く。
ドォギャガアアアアアアアアンッッ・・・!!!
二点同時のテロ。更に港区の一部では、マッドサイエンティスト同士の戦闘も展開していた。
格闘型タイプのゴツイロボット2機が激突し取っ組み合う。1機はコンバットタイプ。もう1機はキメラタイプだ。
ギャドォガアアアアアアアアンッッ!!!
ギギギギギ・・・・
マッドサイエンティスト(以下MST)A 「私のメカこそ最強!!!ここから失せろオオ!!」
MST B 「そんなメカなど・・・・悪そるるに足りんわっっ!!!」
東京都を襲う人災。無論彼らが見過ごすわけがない。
荒川近辺を襲撃中のロボットに攻撃が加えられた。
ビドォオオオオオオッッ、ディドォゴオオオオオンッ!!!
ディギャガガアアアアアン!!!
バイソン型ロボット 『・・・・!??』
ガンレイバー 『これ以上好き勝手はさせないぜ?!!』
ショットレイバー 『撃ち砕いてやろうか??』
ビドォオオオオッッ、ビドォオオオオッ!!! ディドォゴオオ、ディドォゴオオオオ!!!
ドゥズズズギャゴゴゴオオオオオ!!!
胸部に攻撃が直撃するものの、新開発された装甲材のようでレイバーズの攻撃を受け付けない。バイソン型ロボットは反撃に打って出る。
ビギュイイイイイイイイイイイイッ・・・・・ズギャドォオオオオオオオオオオオッッ!!!
レイバーズ 『ぐああああああ??!』
レーザーによる攻撃の爆発がレイバーズを襲う。その時、荒川側上空よりビームが注がれた。
ドォズオオオオオオオオッッ!!!!
ディゴガアアアアアアアアアンッッ!!!
そのビームはバイソン型ロボットに被弾。表面を爆発させた。そしてジェイデッカー・バーニアンが舞い降りた。右手にはJXバスターがコネクトされている。
ジェイデッカー・バーニアン 『ホールドアップッ!!!ブレイヴ・フォースだ!!!』
上空を旋回するJトランスポーター内では、ジェイデッカー・バーニアンのコントロールをする要の姿があった。モニターで、敵ロボットを視認する。
要 「ジェイデッカー・バーニアン!!ロボットにパイロットは乗っているのか?!」
ジェイデッカー・バーニアン 『いえ、今、高速で確認しましたが、生体反応はありません!!これは無人機です!!』
要 「なら・・・遠慮はいらないか・・・・いくぞっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『了解!!!』
ディディディディディディィィィィィッ、ドォドォヴァアアアアアアアアア!!!!
ディギャギャギャギャギャギャガガガアアンッッ、ドォヴァゴォガアアアアアアアン!!!!
ジェイデッカー・バーニアンは、JXブラスターとレッグキャノンでで攻撃を加えた後、瞬く間にバイソン型ロボットの頭上を駆け抜ける。
バシュウウウウウウウウウ・・・!!!
被弾部から黒煙を上げて体制を崩すバイソン型ロボット。その背後でジェイデッカー・バーニアンは反転。要はモニターで敵ロボットをロックオンする。
要 「ターゲット、ロックッッ!!!ここだっっ!!!」
ジェイデッカー・バーニアン 『シュートッッ!!!』
ジェイデッカー・バーニアンは要のコントロールと連動してJXバスターを連発させ、胸部に連続で高出力ビームを直撃させた。
ドォヴァオオオオオオッッ、ドォヴァオオオオオオッ、ドォヴァオオオオオッ!!!!
ドォドゥガッ、ヴァギャガァッ、ドォヴァオオオオオオォオンッ!!!!
要 「チャージショットッッ・・・!!!!」
JXバスターの銃口にエネルギーがチャージされ、ビーム過流が撃ち出された。
キュフィイイイイィィィン・・・ヴァゴアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!
ディギャドォドォドォドォガアアアアアアアアアアアッッ!!!!
一方、ヘッドハンマーと棍棒を振り回しているロボットにも、レーザー攻撃が加えられた。
ビギュイイイイイイイイイイイイイッ、ドォヴァウウウウウウウッッ!!!
ヘッドハンマーロボ 『??!』
攻撃を受け、攻撃が来た方向を見る。その方角にはグレートマイトガインの姿があった。
BGM ♪ 「グレート・ダッシュ!!」 Bパート
舞人 「東京の街を襲う暴走ロボットめっっ!!!この旋風時舞人と・・・。」
グレートマイトガイン 『グレートマイトガインが相手だっっ!!!!』
ギュドォオオオオオオオオオオオッッ!!!! シュゴンッッ!!!
グレートマイトガインは加速しながらグレート動輪剣を手に取る。そして振りかぶりながら敵ロボットへと急接近する。ヘッドハンマーロボもロッドを振りかぶった。
グレートマイトガイン 『おおおおおおおおお!!!!』
ギャズウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!
激突時にロッドがグレート動輪剣に寸断された。グレートマイトガインは振り返りながらネオシグナルレーザーと胸のグレートディバイダーを撃ち放つ。
舞人 「あっけない得物だな!!」
グレートマイトガイン 『はぁあああああああ!!!!』
ヴィディギュアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!
ディギャゴズドォオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!
攻撃の直撃を受けて吹っ飛ぶハンマーロボット。この間に、舞人は有人機か無人機かを分析する。
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第66話 作家名:Kブレイヴ