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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第7話

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仕事が始まった。

 その夜
 ムーランの屋敷の屋根の上にシャマルとザフィーラが現れる。
「クラールヴィントお願いね」
 ペンデュラムがムーランを探し始める。
「居た、二部屋向こうの2階だわ」
 シャマルは部屋の上まで来るとペンデュラムのワイヤーでサークルを作る。
「旅の鏡」だ、現れた黒い空間をムーランに気付かれない様に彼の体とリンクさせる。
「良いわよ、ザフィーラ」
 黒い空間にザフィーラが手を突っ込んだ。
屋敷の中ではムーランが苦しみ始めた。
そのまま血を吐いて絶命した。
それもその筈である、ザフィーラは彼の心臓を握り潰していたのだから。
 経理主幹はムーランの屋敷に向かって歩いていた。
屋敷の手前の路地へさしかかった時、鉄球が飛んできて地面で跳ねた。
跳ねた鉄球は彼の股間を下から直撃した。
「ふっ、ゲートボールの奥技は球でタマを打ち抜く事にある」
ヴィータは泡を吹いて倒れた彼を路地の奥へ引きずっていくと、そこでラケーテンハンマーを振り下ろした。
「シュワルベフリーゲン何て恐ろしい技だ」
 屋根の上から見ていたザフィーラが青ざめていた。

 一方税理主幹も同じ屋敷に向かっていた。
犯罪者というのは人通りを嫌う、彼のミスは全く人通りのない道を歩いていた事だった。
向こうから女が一人歩いてくる。
ピンクのポニーテールの女だ。
 それはすれ違いざまだった。
すれ違いざまに剣を抜いた彼女は後ろから一太刀浴びせたのだ。
まさに一太刀だった。
彼は袈裟に斬られて絶命した。
 次はアルフェーノ一家だった。
突然、克ち込みを掛ける様に事務所になだれ込んできた一団は組長を斬り殺し、組員達をあっという間に殺していた。
有る者は凍らされて木っ端微塵に砕かれ、有る者は火だるまになり、或いは首をへし折られ、またある者は極細のワイヤーで首を刎ねられていた。
他には頭に四角い穴が空いた者、石になって砕かれた者など様々だったという。