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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター特別読切　ラルゴ１５（ラルゴフィフティーン）

　仕事人組織解散後、ここにまだ一人仕事人を辞められない人物が居た。
名を、ヴァイス＝グランセニック、コードネームをラルゴ１５（ラルゴフィフティーン）という。
　彼は妹を失って以降、一度は仕事人組織に参加した物の、その後は単独で仕事を始めたのである。
何時しか、彼の名は闇の世界で１～２を争う凄腕の殺し屋として、驚異の狙撃者としてミッドチルダの裏社会に浸透していった。
　彼の恐ろしさは、ただ仕事をするだけではない、嘘の依頼をした者はその金で依頼主を、間違った相手だった場合は、
正しい相手を探し出して始末を付けていた。
それがどんな相手であろうとも、決して容赦することなく確実に仕留めていく、冷徹なプロの仕事であった。
　管理局の中には、彼の素性を知る者もいるが、決してそれは口には出来ぬ秘密であった。