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魔法戦記リリカカルなのは To be tomorrow

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プロローグ

 とある日のミッドチルダ地上本部・本部長室
「失礼します、高町一尉入ります」
「お久しぶりです、レティ本部長」
(JS事件終了後、数年間のゴタゴタを経て本部長に大抜擢されたのは、レティ提督だったのだ)
 これは、それから暫く後のお話
「あれ?フェイトちゃんにハヤテちゃん」
 更にドアが開いて
「失礼します、シグナムにヴィータ入ります」
 二人が入ってくる。
「本部長、元六課メンバーを揃えて……何か面倒な事態でも?」
 はやてが尋ねる。
「いえ、そうじゃないわ、今日はあなた達に説教しなければ行けない事があります。
あなた達!この10年以上ランクアップ試験を受けて居ませんね?」
一同:ギクッ~~~~~~~~~
 そう、この5人は、局入りしてからランクアップ試験を1回しか受けていない。
それも入局して1年後に受けただけ、それ以降は「忙しい」という理由で全く受けなかったのだ。
「JS事件の戦闘映像を見るに、ヴィータはともかく他の4人はどう見てもSSSランクを超えています。
ヴィータもまあ、Sランクか、頑張ればSSランクも行けるでしょう」
(どうしよう?はやてちゃん)
(あかん、完全にばれとるがな)
「それに前回のランクアップ試験も、あなた達は手を抜いていた節がありますね」
 レティ本部長は見抜いていた、彼女たちの本当の強さを。
(まずいよー、なのはー)
(まいったね)
(あちゃー、こっちもばれとるがな)
(おい、シグナム、何かこの場を言い逃れる良い方法はないのかよ?)
(無理だ、しらふのあの人に頭で勝てるとは到底思えん)
「来週試験を行います、準備しておく様に、試験内容は、ヴィータがS、他の4人は SSS よ、
ユニゾンも許可します。それと、絶対に手抜きしないように、きちんと見てますから」
「了解ましたー!」
 一同、声を揃えて返事をするしかなかった。
「なお、これは全員が合格することを条件とするが、高町一尉、八神二佐がそれぞれ提出した例のプランについて……私がGOサインを出します」
 なのはが「え!?」と驚きの表情をする。
「ほんまでっかー?、ほな頑張って合格せなあきまへんなぁ」
(相変わらず、はやてはスゲーな)
(主の立ち回りの巧さには、正直呆れる)
「え?、え?、いったい何のこと?」
 フェイトは、何が何だかよく分かっていない様だ。
「高町一尉、あのプランでは正直言って不足よ、手直ししておいたのでもう一度作り直して提出する様に。
書類は既に教導隊に送ってあります。
フェイト執務官には試験終了後に特別任務があります、以上、全員退室してよし」
「失礼いたしましたー」
 一同本部長室を後にする。
「もう、出てきても良いわよ、アコース査察官、しかし相変わらずの策士ね?」
「あなたも、なかなかの役者でしたよ?
僕はただ、彼女たちにもっと人生を楽しんで欲しいだけですから、
あ、ケーキ食べますか?、よろしければ紅茶もありますよ」
「頂こうか?」