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東方~宝涙仙~ 其の弐拾四(24)

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足元の影に対応する間もなく下の影から鉄パイプのような形状の槍が突き出てきた。
「テッ!!」
槍の刃の部分が肘を掠めた。突き出た槍は水たまりのような影の中へ吸い込まれるように戻ってゆく。
「影を槍状にしてみましたよ。もちろん本物の槍以上の強度と殺傷力ですが」
「こんなん影からでればいいだけだ!」
魔理沙が足元の影から出ようと前にジャンプした。
「無駄ですよ。光の下であなたは影と自分を地面に着いた状態で切り離すことができますか?無理でしょう。ふふふっ、逃げられないんですよ貴方は」
楽しそうに微笑むシズマと絶体絶命の危機にさらされた魔理沙。
「少しでも弾を撃とうとすれば今すぐにでも串刺しにします」
「厄介な奴とあたっちまったぜ…」
  
   ▼其の弐拾五(25)へ続く